6/16 　オリックス５－５阪神

連勝は続けることが大切！

坂口安吾の堕落論という短編小説があります。人間の本来の姿というのは堕落している。戦時中に、国のために自己犠牲に尽くす若者が紙一重で生き残れば、ばくちに堕ちてしまう。夫が戦死し貞節を誓った女性が、半年後には恋に堕ちる…　読んだのは若い頃で、内容は少し違うかも知れません。オリックスというチームは、極めて、安吾的なチームだと思って、愛らしくも思っています。
ここ１０年のオリックスに感じていたのはそんな感じです。しかし、堕落する人間も戦争中は力を発揮します。ある意味で火事場の馬鹿力。最下位に沈んでいれば、フォアザチームの意識は消えていくでしょう。観客の目が少なくなれば、やる気も堕ちるでしょう。
しかし、昨日までの３連続逆転勝利は、そんなチームが変わりつつあるのは感じました。戦っている意識が必要です。ベンチでの中川の表情は戦う人の顔です。
今日は増井が打たれて勝利が逃げました。しかし、負けたわけではないです。連勝は続いています。次の試合で勝つことが大事です。

田嶋大樹！

やはり天才です。ストレートをとらえているのが、糸原だけでした。一軍でこそ輝く投手です。ファームで投げさせてはいけない投手。結果論になりますが、６回で、お役御免でよかったです。７回を投げさせるのであれば、続投でしょう。合っていなかった大山、原口に対して、田嶋以上の投手は控えにはいないはずです。ディクソンもつらかったと思います。小田のファインプレーが無ければ、もっとひどいことになっていたでしょう。

守りを中心に組み立てる

やはり守備が乱れたら、負けます。オリックスは打てないチームなので、投手の足を引っ張る守れない選手は使えないです。今日は鈴木が、打つ方では大ブレーキでした。併殺が２つに、１死１，３塁では三振。ただし、鈴木の守備は昨日のサードでのファインプレーのように、流れを変えるほどの力があります。サードで安達を使う必要はあまり感じません。打てない安達ならば、鈴木をサードがよいはずです。

そろそろ、ある程度守備位置を固定しての起用をお願いしたいです。