５／１１　オリックス６ー３楽天

奇跡の８回５点！

７回零封、１点差でK-鈴木が降板しました。その後を受けた８回の男・澤田が打たれます。
K-鈴木の勝利権利の消滅はむろん、１－３は負けが濃厚な展開（感覚的には100％）。
しかし、８回裏に奇跡が。調子のよいハーマンに対して、先頭の中川が８球粘って２塁打を放ちます。これで球場の雰囲気が変わりました。福田、大城は四球、犠打で仕事は果たし、吉田正は申告敬遠。満塁から、白崎が追い込まれてからタイムリーを放ちます。ボテボテともいえるあたりですが、白崎の喜びが伝わってきて球場は興奮のるつぼ。さらに、山足が前進守備の外野の間を真っ二つに三塁打。さすがにこれで勝負ありですが、その後にT-岡田がだめ押しの流し打ち。ハーマンは気落ちしていましたが、T-岡田も何かが変わったようです。

勝ち星がつかないも、ヒーローはK-鈴木

本当によい投球でした。スライダーに楽天打線は空を切り続けました。６回の２．３塁のピンチで浅村、ウィーラーを抑えたのがこの試合のカギだったと思います。あそこで抑えたから、ピンチの後にチャンスありで、大城のセーフティーバントで点が取れました。あれも、「二死からのスクイズ」ともいえる大胆なプレーだったと思います。
ともかく、先発が試合を作った。今日はK-鈴木です。

高城の活躍（打ではなく守り）

K-鈴木を支えたのは高城の好リードだったと思います。若月と伊藤光の中間のようなリードでした。スライダーがよいK-鈴木だけに、右打者には外角中心にはなりますが、時折投げる内角が有効でした。
高城はファームで、投手と話しているのをよく見かけます。コミュニケーション能力の高い捕手は、必ず結果を出します。打てない若月よりも、高城の方が役に立つはず。一軍で使うべきと思っていました。（嘘ではなく過去のブログでも書いています）おそらく、中嶋二軍監督から西村監督へ進言があったと思っています。


伊藤光、赤間　⇔　白崎、高城
昨年のこのトレードの際に、伊藤と白崎のトレードととらえられるケースが多かったです。しかし、実際は伊藤と高城の捕手同士のトレードだと思っています。オリックス側のよい目利きだと思っています。高城２６才まだ若いです。レギュラーを目指して欲しい。

白崎の攻守の活躍

白崎の評価は低かったのですが、ここ数試合で見方が変わっています。サードの守備が意外とよいのに気がつきました。頓宮はむろん、小島と比べても上のようです。打の人のイメージでしたが、守れるとなると起用法も全然変わります。今日をきっかけにしてもらいたい。

増井が確変モードに

増井はよい投手ですが、どうしても「増井劇場」のイメージがあります。しかし、この３連勝の増井は、ストレートが一段とのび強気の投球です。近藤がファーム落ちしてから、１人で支えるという意識でやってくれているのだと思います。

ここまで来たら、神戸３連勝しましょう。前回ノックアウトのアルバースですが、切り替えて欲しいです。楽天に強いオリックスを発揮しましょう。