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オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【イチロー】イチローの育て方

久しぶりのイチローネタです。といっても、最新情報ではありません。
西村監督の方針で、今秋のキャンプは投手と野手が別れて、1,2軍のそれぞれのコーチの方針あわせをおこなうことになりました。


これは非常によいことです。間違いなく。しかしながら、大前提は方針が間違っていないことです。よくないパターンとしては、1軍のコーチの発言権が大きく、2軍で普段見ているコーチの意見がうっちゃられることです。方針あわせならば、2軍の育成方針を1軍が理解するという形で進めないといけません。


そのことがよくわかるのが、イチローです。久しぶりに以下の本を読んでみました。

イチローが2年目まで、2軍で磨いたバッティングを1軍に上がる度に否定され、成績を残せずにフォームがばらばらになって、2軍で元にもどしてもらうを繰り返します。最後には1軍行きをいやがるようになります。これは、2軍で河村健一郎コーチと磨いたレベルスイングを、1軍の山内コーチにダウンスイングを強要された話です。3年目に、レベルスイングでブレイクを果たし、やってきたことが間違いで無いのを証明してみせました。このことを、一番わかりやすく書いた本だと思います。読んでいて、河村さんも相当なくせ者と思いますが、これは別の話。


今のオリックスには、第二のイチローになれる素材が何人もいると思います。遺伝子レベルではイチローも今の若手選手も大きな違いは無いと思います。自分の信念を貫いて、自分に厳しく準備を怠らなかったことがイチローをイチローたらしめたと思います。イチローを輩出したこのチームから、高卒のシンデレラが生まれないのが不思議です。


しかし、改めて読んでみて、当時のオリックスの一軍がひどかったかがわかります。

野球界に尊敬できる人はほとんどいない
イチローがこのようなことをいうのも、過去の経験が根底にあるのでしょう。指導者になることに興味を示さないのもそのためかもしれません。
今の1軍はイチローの同期の田口コーチや、二軍には中嶋聡監督と、当時のような事にはならないと思いますが、選手ファーストの指導を心がけていただきたいです。