鳴り物入りでプロ入りした同学年の遊撃手、根尾昂（中日）や小園海斗（広島）とは異なり、ひっそりとしたプロ入りでした。それでも、キャンプでは田口コーチにバケモノと言わせるなど、存在感はましていました。それだけに、千賀からの死球で思わぬスタートになりましたが、終盤に１軍出場を果たせました。

オリックスにとっては、お膝元、報徳出身の小園は、どうしてもほしい選手でした。太田は2位でも残っていたと思われ、高校生野手の1、2が最高だったかもしれません。さて、広島に行った小園選手、今年は58試合に出場して、来季のレギュラーに向けて着実に階段を上がりました。ただ、根尾とはプロではまだ差はありません。一軍での太田はヒットそこありませんでしたが、しなやかな守備はセンスを十二分に感じさせてくれました。特に肩の強さは特筆ものでした。

そんな中こんな記事がありました。

太田は、地元チームに入団して、父親が自チームにいるという幸運を持っています。
これほど恵まれている選手もいないと思います。小さい頃から知り尽くしている父親が自主トレの相手をしてくれる。しかも、マンツーマン。舞洲を選んだのも良いでしょう。あのイチローさんは神戸で自主トレしていました。あのあたりは神戸の中でも寒いので、舞洲ははるかに暖かいと思います。施設も充実。
怪我の功名か、急速に体も出来てきている印象で、来季は小園越えを期待してしまいます。開幕レギュラーで、千賀から全快宣言のホームランを。千賀投手も喜んでくれるでしょう。