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【園芸】小カブの植え替え

12月1日に大根の植え替えを書きました。大根は、純粋に育成用の植え替えしたが、カブは種取り用の植え替えです。


品種はみやま小カブで、固定種です。埼玉県飯能市で、選抜固定された品種です。この種を販売されている野口種苗さんは自家採種を推奨されています。それで種が売れなくなるのは構わないと、非常に良心的な種屋さんです。現在の野菜市場を席巻しているF1は、野菜の市場性を高める意味合いもあるでしょうが、やはり種屋さんが自分の種を売り続けられるようにという戦略だと思います。


固定種の特徴は、おいしい、あまい、くせが無い、日持ちがするのが特徴です。F1は早く大きくなる、形が均一で市場性がよい、農薬や化学肥料との相性がよいというのが特徴です。しかし、おいしいさでは、固定種の圧勝だと思います。形や成長度合いが揃わないという欠点も、家庭用にはむしろメリットです。長く取れるので。あと、無肥料無農薬の固定種は、スーパー野菜の舌を痺れさせるような感じが全くありません。


うちでは、放任栽培なので、結果的に無肥料、無農薬で育てています。サラリーマンで出張も多いので、適当栽培です。水やりもあまりしないですから。その際に使えるのは固定種です。それも自分の畑で採種を数年続けています。そうすることで、うちの畑の土や無農薬、無肥料に馴染んできて、連作が出来ない品種でも連作が出来るようになります。


さて、小カブの採種に向けての植え替えです。
アブラナ科は交雑しやすいので、ネットで覆わないといけないのです。しかも、カブが採種出来るのは6月です。その頃は果菜の全盛期なので、畑はなるべく使いたくありません。よって、採種用のカブはプランターで育てます。プランターはネットで囲うのも簡単です。
種取りように選抜したのは、この3本。形がよくて、虫食いのないもの。大きさはあえて、大、中、小としました。

葉を切り落とします。もちろん、切った葉はおいしくいただきました。

プランターに植え付けました。3月には新しい葉が出てきて、とうだちして花を咲かせることでしょう。

本当は10本以上で採種した方がよいようです。数が少ないと、遺伝子の多様性が減ってしまうのかもしれません。しかし、家庭菜園は場所に限りがありますので・・・。