寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】新春の夢想<現実編>

前回は過去にさかのぼっての夢想でしたが、過去を嘆いていてもはじまりません。今年は新生オリックスを見せてもらわないといけません。


昨年のオリックスは、一流と言える選手は、吉田正尚、山岡、山本しかいません。侍ジャパンにも、オールスターにもこの3人しか選ばれていません。オールスターは各リーグ29人ですから、5人選ばれないと常勝チームにはなれません。残念なことに昨年は、4人目の候補さえもいなかった。これが現実です。


今年の補強はドラフトでは即戦力がほぼ加入していません。外国人では、アダム・ジョーンズ、アデルリン・ロドリゲス、タイラー・ヒギンスは主力になってもらわないと困りますが、過度に計算に入れるのも危険です。
となると、従来メンバーが成長しないと、成績は残せません。昨年からいるメンバーで、4,5人目探しです。5人オールスターに出場して、クライマックスシリーズに手が届くかというあたりだと思います。


1,田嶋大樹
潜在能力から言えば、10勝はノルマです。15勝も可能なレベルです。150km/hを超えるクロスファイヤーに、スライダーやチェンジアップを混ぜた1年目の最初の投球は打たれる気がしませんでした。
懸念は、左肘に不安があり、1年目最速153km/hの球速が2年目は戻っていないようです。ただ、個人的には、肘よりも性格的なところの方が心配です。よく言えば、ポーカーフェイスで物事に動じない精神力がありそうですが、むら気もあるのではと思っています。ファンからみれば、野球を個人競技と考えて、チームのことを考えていないようにも見えることもあります。精神面の成長が安定した成績の鍵になるでしょう。


2,張奕
身体能力が高い選手で、投手転向後1年で結果を出しました。ちょっと考えられない規格外な存在。ただし、年齢的にはそれほど時間もない。
プレミア12では精神面での安定を感じました。投手というポジションへの慣れもあるのでしょうが、日本で投げているときよりも、落ち着いているようでした。田嶋との違いは、精神面の優位性。ファンからも好かれるでしょう。逆に技術面ではどう見てもまだ未熟。それが伸び代でもあります。
持ち味は積極的に攻める姿勢。この勢いを来季持続できれば、10勝は到達出来るでしょう。


3,K-鈴木
球の力のある投手で、昨年4勝とは思えないボールを投げます。ソフトバンクやジャイアンなどを相手にしても、堂々と投げ込む様はエース級の雰囲気があります。しかし、よい時は惚れ惚れするような投球を見せるものの、続かない。潜在能力は高いので、全部ベストピッチでなくても抑えられるはずで、抜く投球を覚えることだと思います。三振にこだわらないことが、10勝投手への近道に見えます。


全員投手でしたが、3人とも10勝の可能性は十分あります。誰が、山岡、山本に続く看板投手になってくれるのか。投手王国になるために、この3人の今年の奮起にかかります。