オリックスの番記者はやる気があるのかと思うことが多いです。
たとえばですが、以下の記事

西村監督が今季のショートは安達に確定といった主旨の発言をしたというニュースです。「安達以外のレギュラーは競争」とも書いているで間違いないでしょう。

実際の発言は「現時点ではショートは安達。守備に関しては安達が一番。打撃はもっとあげて欲しい」との発言のようです。ただ、記者がレギュラー確定と感じたならそれでもよいかもしれません。
ただ、この記事では、あきらかな事実誤認があります。

昨季の遊撃には大城を抜てきしたが、夏場に故障離脱。そこから名手・安達を起用するとチーム状態も上向いた。守備重視で臨む今季はスタートから安達を守りの要に据える。

とありますが、こう書くと、開幕から大城をショートに起用したように誰しもが感じると思います。事実は、昨年も開幕ショートは安達でした。しかし、開幕２戦で無安打２失策。３戦目には、ショートを大城に譲りますが、これはやむを得ない処置でしょう。続くソフトバンク２戦目に途中からショートで起用されますが、ここでも２打数無安打で１失策。開幕５試合で３失策で堅い守りとは言えません。4／4に選手登録を抹消されました。安達の不調は、昨期の開幕ダッシュ失敗の一因となりました。

昨年は、キャンプでは安達と福田のショート争いがあり、安達が勝って、「安達ショートで守り勝つ！」だったわけです。要するに去年と同じです。昨年の戦犯を今年は競争なしで、開幕レギュラー確定とは普通はならないでしょう。

デイリーさんの事実誤認は、安達の件だけでもまだあります。

「開幕戦こそ三塁で出場した」とありますが、事実は「開幕戦は9番ショート」です。もはや誤報です。全体としても、開幕ではサードで起用されたためミスをして、7月末にショートに戻って活躍したように読み取れます。やはり、事実誤認されているようです。

たまたまデイリーの記事を取り上げましたが、デイリーが特にひどいわけではありません。基本的にあまり試合を見ておられない記者が多いようです。実況の解説者もあまり詳しくない人が多いです。野球の解説のレベルの低さは、他競技と比較すると最低レベルだと思います。

報道が事実かどうか、疑ってかかる必要があると思います。