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オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

西勇輝投手よ、阪神でエースに!

FA成功率は8%

FAとは難しい制度だと思います。2018年までにFAを行使した選手は86人で、うちFA後にキャリアハイを記録したのは7人だそうです。成功率は8%です。ただし、年齢的なものもあり、キャリアハイというのはややハードルが高いかもしれません。しかし、全く成績を残せなかった選手には枚挙にいとまありません。
FAは権利を得た時点で年齢的にピークを越えていることが多いのが最大のネックです。年齢以外でも、入団した球団に大金を使わせたことや、人的補償で出て行った選手のチームメイトであることなど、立場的なプレッシャーは相当あると思います。それがために、よいところを見せようと調子を落としてる選手は多いとも思います。


そんな中、2019年は、浅村栄斗(28)、炭谷銀二朗(31)、丸佳浩(29)、西勇輝(28)の4名ですが、灰谷選手以外は20代とFAにしては比較的若いのが特徴でした。加えて、FA選手に対する周囲の見方も変わってきたように思います。昨年は灰谷選手も含めて、全員がFA先で活躍出来た年だったと思います。

いつも2番手の西勇輝

西投手がオリックス在籍時には、いつも金子千尋投手がエースとして君臨していました。しかし、2018年シーズンは開幕投手を金子から奪います。シーズンの成績は10勝13敗。負け越しですが、防御率は3.60と悪くありませんから、明らかに打線の援護不足です。
それでも、エースとは呼ばれませんでした。シーズン後の12月4日には金子の日本ハムへの移籍が発表され、いよいよ2019年こそはエースは西勇輝と私は思いました。


しかし、いちファンの願いはむなしく、金子の発表から数日後の12月7日に阪神へのFA移籍が発表されました。阪神での成績は10勝8敗、防御率2.92。キャリアハイではありませんが、よい成績です。FAでの成功例でしょう。

西投手の活躍を期待します!

西投手が自主トレ先で、エースとしての覚悟を表明しています。

はたして、昨年オリックスに残っていたらエースと呼ばれていたか?
当然、柱として回っていたでしょう。しかし、山岡、山本が台頭してきており、シーズンはじめは榊原も調子がよく、若手投手に注目が集まっていたように思います。
結果として、阪神への移籍が西にとって、よかったと思います。オリックスにとっては痛かったです。成瀬投手や東明投手、松葉投手にさえ先発させていたくらいです。しかし、昨年は西がいたからと言って優勝できたわけではありません。張や荒西、竹安に出番が回ってきたのは、先発枠が空いていたからです。というわけで、オリックスにとっても、よいFAであったのではないかと思います。


答えは今年にも出るでしょう。西が阪神のエースに。オリックスは若手で投手王国を築く。Win-WinのFAであったと今年のシーズンオフにいえるように。