寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【イチロー】トヨタイズム:チームとは

トヨタイズム

「トヨタイズム」というトヨタの豊田章夫社長が映像で語るHPのコーナーがあります。豊田社長はアメリカの公聴会での涙が有名ですが、お話もすばらしいです。きれい事では無く本音で話をされているのが心に響きますが、自動車を通じて社会に夢を与えたいと本心から思っていることが窺えます。最近では東富士市にCASEの実証都市を作ってしまう計画を語っています。普通の社長~4年任期でその任期内での利益優先~とは違うものを感じます。本人の給与は副社長の半分以下というのも、面白い。あんなに大きな会社なのに、町工場の雰囲気を残しているのが魅力です。


私はもちろんトヨタの関係者でなく、乗っている車もトヨタではありません。トヨタではなく、トヨタイズムは面白いというのはお伝えしたいです。


さて閑話休題。野球に話を戻します。イチローが登場する回があります。今はイチローさんと書かないといけないところですが、20年や25年のファンではないのでお許し頂きたい。

プロにとってのチームとは


イチロー×豊田章男×小谷真生子 2018 「ここだけの話」(後編)【※字幕設定あり】


豊田社長が問います。
「プロ選手にとってチームとは」


イチローは語ります。
「このチームで勝ちたいと思うチームは少ない。やっぱり(選手同士は)同じユニフォームを着てても敵なんです。そこは戦いです。表向きはそれは表現しないですが」
「このチームで勝ちたいと思ったのはWBCしかない。後はオリックス時代の95年の神戸の震災の年と翌年。しかし、あの時は違う要素が加わっているので。」
「王監督は、チームか個人かというと、自分のために決まっているだろと言われた」

オリックスはどうすれば勝てるか

イチローはこうも言います。野球は「チームなのに個人競技」。
サッカーやラグビーは、プレーが連続していて、プレーの継続性が重要です。全員がチームのためと思わないと、同等レベルのチームとの勝負ではまず勝てないです。しかし、野球は、個々の勝負が分断しています。大きく言えば投手対打者の個人の戦いの集積と言えるのかもしれません。もちろんチームプレーの要素もありますが、戦略、戦術で勝つのは限界があるでしょう。個人の力な要素が強い気がします。


オリックスが強くなるには、若い選手を一人前にしていくことだと思います。そのためには、場面を与えないといけない。そして、失敗させないといけないです。そういう環境を提供できるチームが強くなるのでしょう。
舞洲の施設も、宮崎の施設も最高の環境ですが、素晴らしすぎる気もします。超一流は意外と一流でない環境から生まれることも多いと思います。それはそれとして、設備はあるので、後は場面の提供でしょう。今年たくさん獲得した新人選手に、実戦の機会を与えないといけないでしょう。特に打者は打席に立たせないと育たないと思います。キャンプから紅白戦もたくさんやって欲しいです。


今日で阪神大震災から25年です。6434名のご冥福をお祈りします。