寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】山本由伸という本物の男

山本由伸の人柄が好きです

今年のプロ野球で一番注目すべき人物は、山本由伸だと思います。どこのチームのファンなどという小さなことはどうでもよくなるほどの存在です。


岡山は備前出身の彼は、備前焼に挑戦する姿がご自身のインスタに紹介されています。

プロ野球選手に限りませんが、茶髪やチャラい服装の選手も多い中、しっかりとした姿で表に出るのが彼の良さだと思います。まじめとか硬派というのでも無いでしょうが、何かを背負っているという意識があると、姿形に現れると思います。普段の過ごし方も変わると思います。ゴルファーの渋野選手が有名になる前に、兵庫県内で練習されていたこともあり(詳細は書けませんが)、練習やラウンドを見せて頂いたり、お話させて頂いたこともありますが、彼女にも感じたことです。よい意味で何かを背負っているなと。まさか一気にここまでになるとは夢にも思いませんでしたが。ちなみに渋野選手は、岡山市内出身ですが、彼女の生家は元は赤磐と言われたいた地方の出身で、山本の実家とも割合近いです。
余談ですが、頓宮と備前市の実家が隣だそうで、もし頓宮とバッテリーを組むことになれば、プロ野球史上初かもしれません。

小さな大投手

178cmは日本人男性としては小さくはありません。
しかし、日本人投手で160kmを超えた投手は、190cm超クラスが多いです。160kmを超えた投手は、大谷翔平(193cm)、由規(179cm)、千賀滉大(186cm)、国吉佑樹(196cm)、藤浪晋太郎(196cm)の5人だと思いますが、由規以外は大きい選手です。身長や手足の長さは、速いボールを投げる上では圧倒的に有利なのは言うまでも無いでしょう。それでいて、受ける捕手が怖がるほどのボールを投げる。

山本由伸 ブルペン投球
その原点は、1年目のオフにあると言います。整体師の方の指導で、徹底的に体を鍛えて、18年のシーズン前に体を作ったそうです。確かに、2年目の18年シーズンに1軍に中継ぎとして登場した時の球速は、1年目から劇的に進化していました。
オフの間に進化を続ける山本。今年はどんな姿を見せてくれるのでしょう。楽しみで仕方ありません。ただ、あまり球速にはこだわって欲しくないとも思います。そこを求めてしまうと、腕の振りを極限まで高めなくてはならず、肘への負担が心配になります。

点を取られないことに対するこだわり

しかし、その心配はあまりない投手だと思います。投げ方は少し特徴があります。2018年の当初の中継ぎ経験からか、今では変化していますが、特徴はテークバックでしょう。腕のトップの位置をしっかりつくってから、その位置をキープして体を先に始動させて順番に動かして最後に掌が動く。肘を先に出して、肘を支点してしならせる、投げ終わった後に肘がパンパンに張ってしまう投手、所謂ガラスのエースタイプではないと思います。
そもそも球速よりも点を取られないことにこだわっているようです。「1試合投げたらだめな球もいっぱいある。全部いい球なら会心の投球。1球もミスせず投げられたら」
今年も防御率一位はもちろん、最多勝も獲得して欲しい。そんな姿に、若手がつられてくれると投手王国も近いと思います。


今や球界の宝です。メジャー挑戦も当然あるでしょうが、メジャーで小さな大投手が活躍する姿も楽しみです。しかし、それは少し先のことで、まずはオリックスを優勝に導いてください。