寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】今年の課題:第二捕手

今年のオリックスの課題は、一番はもちろん野手です。貧打は、2014年の前半を除いて、この10年の最大の課題です。もっと言えば、24年前の日本一の時も決して打てるチームではありませんでした。ブルーサンダー打線を知るブルーウエーブ時代からのファンや、いてまえ打線を知る近鉄時代からのファンにとっては、当時の上田監督が半ば呆れるように語った「よう打つなあ」と唸らせてくれる日はまだ訪れていません。

若月を誰がバックアップするか?

貧打の次の課題としては、若月をバックアップできる第二捕手がいないことだと思います。正捕手はもちろん若月で、ディフェンス面ではほぼ文句なしです。オリックス時代終盤の伊藤捕手ほどでは無いにせよ、外角一辺倒の場合もありますが、よく考えたリードには定評があり、盗塁阻止率.378もリーグ1位でした。しかし、問題は打撃です。打率1割台、本塁打1本は、打撃面では相手にとって怖さは全くないでしょう。打線自体が活発であれば、若月だけは守備の人でもよいのですが、貧打という大きな課題のあるチームでは捕手の打撃も大切になります。
そんな中、第二捕手には、若月とは違うリードのできる人が求められます。負けが混んだときや、呼吸の合わない投手がいた時に代わりを務められる捕手です。もちろん、若月の故障もあり得ます。打撃がよいにこしたことはありません。
候補は、山崎、松井、頓宮、飯田、伏見。伏見は左アキレス腱断裂からの回復次第ですが、今年は苦しいか。リードでは松井、山崎とも特色がありますが、どちらも打撃が課題です。飯田は打撃、守備でのバランスは良さそうですが、29才で1軍経験がほぼなしというのはネックです。

意外だった髙城の自由契約

実は、髙城が今年の第二捕手の最有力かと思っていました。26才と若く、経験値があります。何よりキャンプなどで投手から信頼されている様子が見て取れました。人柄も良さそうで、よく他選手のインスタなどに顔がありました。にも関わらず、自由契約にしたのは、打撃が非常に弱く若月を超えられないと見たのでしょう。
しかし、DeNAは「チームへの影響が大きく、非常に若い高城を獲得することが、チームの編成上最適である」として復帰させています。山口投手や濱口投手を2桁勝たせた手腕を見込まれてだと思いますが、オリックスももう1年見てもよかったとは思います。

頓宮に期待、松田選手に感謝!

新人にも即戦力捕手がいない状況では、頓宮に期待するより他にありません。その頓宮も、足の故障で、台湾でのアジア・ウインターリーグへの派遣が見送りになっています。現在は回復しているようですが、捕手として実戦経験を積む機会がまだ無いままです。

そんな中、自主トレでソフトバンクの松田選手に弟子入りさせてもらったようです。相当きつい練習を経験したようで、プロ根性のお手本を示してくれた松田選手に感謝です。
頓宮はリード面は未知数も、もともと強肩で、リーダーシップのある選手です。打力は捕手陣の中ではトップでしょう。打撃型の捕手になると思われますが、可能性は感じます。ただし、最大の不安は故障が多いことです。1年目に2度も故障していることが、不安点。松田選手の教えで、強靱な体を作ってきてくれることを期待しています。