寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】底辺から駆け上がってきた神戸

神戸文也(かんべ)投手。
オリックスファンでも相当コアな人で無いとまだ知らないでしょう。高校は前橋育英ですが、外野手か控え投手だったようで記憶にありません。立正大でも同期の黒木優太が155kmの剛球で注目を浴びる中、控え投手で終わります。
オリックスには、黒木が2位指名の年に、育成3位でひっそりと入団します。おそらく黒木狙いのスカウトの目にとまったのだと思われます。2016年ドラフトは、山岡、黒木、山本、澤田に、育成では榊原に、張と、投手の当たり年です。注目を浴びないのも無理はありません。

遅れてきた男

そんな神戸ですが、昨年は1軍で登板しました。ファームでもあまり実績のない神戸の昇格に驚きました。
忘れもしない8月10日のアウェイ宮城での楽天戦。いきなりウィーラーにホームランを浴び、四球に安打とバタバタのまま降板。正直、1軍レベルには見えませんでした。選手としても万事休す、今シーズン後には首宣告された男たちか、いやそこに取り上げてもらえるまでも行かないかなどとも思いました。しかし、首脳陣は温かかったです。その後もチャンスを与えられます。フォークを中心に組み立てるというユニークな投球スタイルが功を奏したのか、5ホールドと結果を残しました。
2016年組の7人目の投手が出てきました。

経験値のない選手


お母さんとキャッチボールからはじまったというエピソードも神戸らしいのですが、ブルペンではストライクゾーンがわからないという素人のようなコメントもらしいです。素人(私)が久しぶりに投げるとそのような感覚はあります。しかし、プロの投手でははじめて聞きました。今シーズンは26才になりますが、投手としての経験値が非常に少ないのだと思います。


中垣コーチの指導で強いボールが投げられるようになったともあります。昨シーズンの1軍昇格は中垣コーチの就任からまだ数ヶ月ですので、中垣効果は絶大です。中垣氏がいなければ出てこなかった投手かもしれません。


8/10の楽天戦での様子も書かれており、高校出の1,2年目の投手の初登板のような状態だったようです。しかし、そこから立て直した適応能力は特筆です。
経験値の無い投手で、これから試合に出ることで成長していくでしょう。中継ぎ陣に、育成の後輩・漆原とともに食い込んでくれれば、台所はかなり楽になるはず。神戸のような選手が活躍することが、20才オーバーで入団した育成選手たちの励みになると思います。