寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】欲なきサイドスロー 比嘉

技術の比嘉

沖縄からやってきたサイドスロー。いや、サイドと言うよりアンダースローに近いかもしれません。力感ない独特のフォームからのストレートは140kmをゆうに超えます。加えて変化球の切れ味がものすごく、カーブ系とシュート系の左右に曲げるボールがどちらもキレキレなのが特徴です。加えて、岡田監督から12球団一と評された牽制スキルがあります。
2014年頃には金子千尋が、変化球の使い手として名をはせていましたが、切れ味では比嘉の方が上ではという意見もありました。
昨シーズンのPacificLeague TVさんの動画です。

『鬼緩急』 比嘉幹貴の50キロ差投球が凄すぎる
2球目を見れば、カーブの切れはまだまだ健在なことがわかります。ストレートも悪くありません。ただ、生で見ればもっとすごい。

なぜか年俸が低い投手

2014年の優勝争いをしたシーズンの中継ぎの立役者は比嘉でした。森脇監督からも切り札と称されます。金子が背負ったピンチをあっさり片付けたこともありました。ランナーのあるときの落ち着きは金子よりも上で飄々とピンチを片付け続けました。当時のオリックスの救援陣にはサウスポーがおらず、サウスポーの登板の代わりに、比嘉を挟むケースも多かったです。
2014年は防御率が0点台でした。しかし、年俸がいつも低いのが比嘉です。

2014年の成績を受けて、翌シーズンは1億円プレイヤーになってもおかしくないと思いましたが、倍増とはいえ6000万円どまり。その翌年はケガによる不振で一気に1500万円まで落とされています。2013〜2014年の勤続疲労は明らかなのに、提示する球団も球団ですが、協約越えの減俸を受け入れるのは本人の欲のなさでしょうか。2014年の活躍は森福投手よりも明らかに上でした。森福投手はゆうに1億円を超えていました。そんな投手をケガによる成績ダウンで1500万円まで落とすというのはあまりに非情な処置に感じました。年俸1500万円の新人もいますから。

2018年の復活

2010年代のオリックスへの貢献度合いは、平野に次ぐのが比嘉と佐藤達でしょう。先発投手とは比べにくいですが、金子や西よりも比嘉だと思います。ただ、年俸は彼らとは比べものになりません。持っている雰囲気や人柄も査定に大きく影響している気がしてなりません。


交渉に長けた選手なら、もっと自分を高く売ることができたでしょう。契約金も低くて、見かねた出身母体の日立製作所がクレームをつけたと聞いたこともあります。あまり興味がないのかもしれませんが、あって困るものでもないので、その辺りは球団が考慮してあげてもらいたいです。


3年間不調が続き、このまま引退かと思っていましたが、2018年見事に復活しました。切れもほぼ戻っています。まさに不死鳥です。それでも年俸の上がりは、微増です。
今年は倍増を勝ち取って欲しい。ただし、37才ですから、首脳陣には連投を避ける起用をしてもらいたいです。年間では35試合くらいで35イニング。本当に必要な場面に限定で良いでしょう。クローザーでも良いくらいです。そして、最低40才まで投げてもらいたいです。40才で今のような活躍をした時、はじめて全国的に注目されるかもしれません。