【ORIX】大引選手が静かに引退
日本ハムへと去っていた大引
2012年シーズン後に、衝撃のトレードがありました。日本ハムの八木智哉、糸井嘉男と、木佐貫洋、赤田将吾、大引啓次とのトレードです。チームリーダーとして期待されていた大引の放出は本当に驚きました。オリックスは糸井狙い、日本ハムは大引狙いのトレドとも言われました。大引がいなければ、糸井は獲得できなかったかもしれません。
糸井はその後活躍し、中でも2014年はキャリアハイの成績で優勝争いに貢献してくれました。その意味でも、大引の存在は大きかったとも言えます。
オリックス復帰を希望した大引
その後、ヤクルトで優勝も経験しますが、ケガもありついには不動のレギュラーにはなれませんでした。そして、35才の昨シーズンオフに戦力外通告を受けます。
オリックスファンの何人かは、オリックス復帰を望んだと思います。私もその一人です。しかも、本人もオリックス復帰を望んでいたようです。
名前こそ出ていませんが、パ・リーグの関西の球団はオリックスしかありません。本人もオリックスがオファーしてくれる予感があったのかもしれません。
現実は厳しかった
選手としてみれば、記事にもあるとおり、三塁の守備は一流とまでは行かず、打撃は2割台前半です。安達、大城と2枚いる遊撃手には必要がなく、三塁は中川と宗と打撃で大引の上を行く選手がいます。年齢面もあります。まず出番はないでしょう。しかし、それでも1年選手として在籍させて、来年からはコーチとして指導力を活かすという手はあったかと思います。
ただ、福良GMのオリックス復帰は2013年で、大引とは入れ違い(糸井とは奇しくも同年に同じ軌跡を)でした。大引に対する思い入れは全くないでしょう。情も働かなかったようです。
まじめな性格ですが、内向きではなく面倒見がよい。ボランティアなどにも積極的で、その人間性はファンの間でも評判でした。オリックスにいてくれたら、チームリーダーとして引っ張ってくれ、今とは違う雰囲気を作っていてくれたかもしれません。オリックスではとは行かないかもしれませんが、指導者として、活躍を期待しています。
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