寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】福本さんにお任せしたい、駿太選手

福本豊臨時コーチが、休日返上で、後藤駿太、西村凌、山足達也の3名の打撃指導をしてくれたようです。

ありがたいことです。福本さんも72才。サンテレビでの天然な解説が有名ですが、世界の盗塁王です。山田久志さんとともに、球界の大スターです。王、長島は「巨人軍」であったからあそこまでの存在になっていますが、そことは格違いのように見えるのは阪急ブレーブスに在籍していたからでしょう。もし、イチローがオリックスに終生在籍していたら、松井秀喜の後塵を拝していた可能性もあります。当時は、イチローの時代よりも巨人一極集中の時代でした。

後藤駿太にきっかけを与える

休日返上はサラリーマンならパワハラか、働き方改革か、いずれにしても問題になるかもしれません。しかし、プロなら全く問題ありません。個人事業主の集まりですから、如何にチーム内のライバルに勝つか。競い合った選手の上にしか、ワンチームなどできません。

「軸でまわるように、というような感じのこと。難しく考えなくていいのよ。良くなったよ。打球が変わったし、芯でとらえる確率が高くなった。これで、何かをひらめいてくれればいいね。ホンマはあと1時間くらい、ぶっ通しでやらせたいけどな。しんどくなって、へばってきた頃に体が覚えるから。でもまあ、これくらいやれば十分」

福本さんのコメントです。駿太のような野生の選手は、あれこれ考えない方がよいでしょう。注意するポイントは1つだけにして、繰り返すことで体に染みこませる。試合では無意識でできるようにする。へばってきた頃が、力みがなくなる頃です。
あと1時間必要なら、ぜひやってください。阪急の猛練習を復活させましょう。明日からも、福本さんおられる間は、福本塾に漬け込んでもよいかと思います。本当に、西村監督が決断されてもよいと思います。1日よりは2日。2日よりは3日です。課題は打つことだけ。後藤には守備練習など必要ありません。

福本打撃コーチ

福本さんは現役時代の終盤に、南牟礼豊蔵選手を可愛がり、一人前にするために指導しておられました。その南牟礼選手は、バッティングは懐が深い、味のある選手でしたが、取り立て長打力があるわけでも、守備力があるわけでも、小技がきくわけでもありませんでした。そのため、特徴のある熊野選手や本西選手に取って代わられ、中日にトレードに出されました。福本さんの指導は残念ながら実りませんでした。
現役を引退してからは、オリックス、阪神で打撃コーチを務められています。いずれも1年だけで終わったのが、指導力のせいだったのかはわかりません。
しかし、印象の残るのが、阪神で守備走塁コーチ時代。その頃、指導した赤星選手らに、ヘッドスライディングやダイビングキャッチをしないように、指導していたことです。奇しくも赤星選手への暗示的な言葉が現実のものとなったと私は思います。オリックスの外野では伝統的に、ダイビングはあまり見かけないです。
打撃の指導力は未知ですが、福本さんの打撃技術は折り紙付きです。三割が7回の生涯打率.291、本塁打208本。あの体で毎年、10本以上の本塁打を放つ長打力を兼ね備えていました。

駿太の覚醒を

守備力は超一流です。非の付け所がありません。福本さんは肩が弱かったので、その意味では超えています。
後藤への思いは数日前に書きましたので、繰り返しません。今年こそ、ベストナインを獲るくらいの活躍を見せてください。