寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】楽天三連戦を終えて

全てを救った山本由伸

日本を代表する豪腕に育った山本由伸の立ち上がりの三者三振が、過去2試合の嫌なムードを振り払ってくれました。すべてのボールが一級品。特にストレートが。はやく生で見たいものです。


目立った謎采配

第三戦は山本の快投で何をやってもうまくいっていましたが、すべて山本のおかげ。第一戦は逆に則本にねじ伏せられ、ある意味で仕方ないでしょう。もちろん、8回神戸の投入は大きな疑問ですが、選手起用は現場しかわからないところがありますのでなんとも言えません。


問題は第二戦です。謎の采配がありました。
・第二戦の初回にアップアップの松井を助ける中川の盗塁死
・第二戦の10回、無死1塁での後藤の送りバンド失敗
 (8回にも廣澤のスリーバンド失敗)
相手にとって何が嫌かです。成功していれば名采配ともなるのですが、左腕松井に対して盗塁が得意でもない中川にチャレンジさせる場面でもなかったと思います。
また、10回の攻撃ではT-岡田、吉田、ジョーンズはすでに下げてしまっており、楽な気持で辛島に投げさせてしまったと思います。自慢の重量級1~4番の威力を肝心の場面で発揮できないのは采配に問題があるように思います。


今期の期待

とはいえ、個人的には希望が見えた3連戦だったと統括しています。少数派でしょうが。期待できる4点。
・打線の活発化
1~4番は結果を残してくれそうな気配は十分にあります。特にT-岡田の調子がよいのが今年の希望です。加えて、7~9番が粘れています。球数を投げさせるだけでも昨年からは進歩ですが、T-岡田の前にランナーを出して1番からのクリーンナップを機能させています。今年は得点力不足が大きく解消されるかもしれません。
・3本柱
先発の山岡、田嶋、山本が揃って好投しました。特に田嶋が復調気配です。故障明けで無理をさせない起用になると思いますが、これは非常に大きいです。
・中継ぎ抑え陣の好投
海田、山田、比嘉、ディクソンはよいボールを投げていました。左腕が2人いるのも大きく、計算できそうです。神戸、荒西、澤田、吉田はまだわかりませんが、神戸はポイントだとは思います。
・若い選手が出てくる可能性
昨日のソフトバンクの2軍戦では、太田が千賀から借りを返すタイムリーツーベース。まだ2試合ですが、西浦、宗、頓宮、紅林も活躍中です。投手で高卒の選手の育成に成功していますが、野手でも成果がでそうです。特に、太田、西浦、宗の3人は早めにチャンスが来ると思います。


今後の課題

・ジョーンズのライト
動きが緩慢なことが気になりますが、それ以上に送球が不安です。第一戦で露呈したように、走者3塁の場面では狙われると思われます。DHが無難ですが、ロドリゲスを1塁に起用するとT-岡田がライトになります。これも不安です。様子を見ながらの起用になると思いますが、試合後半には外国人選手の誰かが外れている展開になるかもしれません。
・4番手以降の先発
問題は4番手以降の先発です。アルバース、K-鈴木、村西は、ボールの勢いでは3本柱とは差があります。
・遊撃手
安達と廣澤が守りましたが、守備はよかったです。安達はバットも振れているようでした。しかし、体調面での不安があり、2番手と目された宜保の脱落で、廣澤が抜擢されていますが、打撃での非力さが感じられます。太田も含めて、シーズンを終えるときには誰が残っているのか。ドングリの背比べから、1人抜け出してもらいたいです。