寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】ここまで落ちた今、実はチャンスです

山本由伸も飲み込まれる

ロッテ戦6タテを食らいました。特に今日は、球界のエースに近づいている山本由伸ですから、絶対に落とせない試合でした。2回にダブルプレーでツーアウトランナーなしのはずが、ノーアウト二三塁ですから、ショックは大きかったでしょう。それでも山本には踏ん張って欲しかったですが、チームに漂う負の雰囲気に飲み込まれたようです。


データ革命に乗り遅れたチーム

今日もミスは目立ちました。しかも、基本プレイのミスですから、スキル不足です。
しかし、ロッテもミスはしています。その差は、前向きなミスかどうかです。人がやることですからミスもあります。反省して成長してゆけばよいのです。
野球という団体競技は、個人技の部分とチームプレーの部分があります。その中で個人の実力で決まるのが、ピッチングやバッティングの部分でこのウエイトが非常に大きい競技です。私の専門の球技に比べると、うらやましいくらいに個人技要素が大きいです。


オリックスは、一時期にくらべてよい選手が増えました。投手の三枚看板は日本代表クラスの力がありますし、打者でも吉田や復活したT-岡田に、ジョーンズの打撃は他チームもうらやむ布陣でしょう。


しかし、今足を引っ張っているのは、少ない要素であるチームプレーの部分です。そこを担う選手がいないのです。小粒な選手が多い割にいないのです。さらにデータ活用の部分は決定的に遅れています。メジャーに端を発したデータ革命は確実に日本にも影響を与えています。昨シーズン、スタットキャストを駆使しているように見えたのは日本ハムくらいでした。(昨シーズンの開幕カードでは吉田正尚が調子を崩されました。)ただ、昨シーズンの中盤以降にはソフトバンクや楽天、西武でも活用をはじめたのを感じました。オリックスは首脳陣やスタッフ部門がデータに興味がないのでしょう。セイバーからは評価の低いアダムジョーンズに大金を使ったのもその表れだったのかもしれません。


楽天やロッテの爪の垢を煎じて飲め

チームプレーの部分で、シーズン中でもテーマを絞って取り組むことは、団結力を高める上でも必要です。たとえば以下の記事です。


日本野球のよい面が出ています。そんなに機会の多くないプレーでもチームで備えていく、イチローさんが日本野球の良さとして言われたいたことに近いと思います。
今日の試合後に、ロッテに教えを請うてはどうでしょうか。「われわれは足下にも及びませんでした。とてもライバルにはなりえません。恥を承知でお聞きしますが、どこが悪かったか教えてください。」と。監督、コーチ、主力選手で、井口監督に言えたら、強くなれるでしょう。しかし、そんなことは絶対にしないのでしょう。


中嶋二軍監督に教えを請うては

監督もコーチも、選手も、あくまでサラリーマンなのでしょう。
壁に当たったら「もう、練習時間も終わりだし、これくらいでいいや」と自分に妥協して、コロナ休みの間に自分の限界を超える鍛錬をしていなかった不精な姿が選手から伝わってきます。コーチの表情からもわかります。すべてに甘いのです。


データ革命への乗り遅れ × スタッフ、選手の怠惰 = 1勝8敗


オリックスの中で、一番そこを理解しているように見えるのは、中嶋聡二軍監督です。練習時間を短くしても、二軍はしっかり結果を残しつつ、高校卒の選手も育つようになってきました。ただし、二軍の育成は非常に重要なので、中嶋氏を一軍に持ってくるのは得策ではありませんが、西村監督は中嶋氏に相談してみてはどうでしょうか。よいアイデアをくれるかもしれません。


ここまで落ちた今がチームが変わるチャンスです。ショック療法をしても、文句をいえるコーチも選手もいないでしょう。今、監督が動くときです。