山本由伸が７回まで完全試合ペース。
その裏に３点とって、山本のリズムが崩れたのか連打を浴びて完全試合は無くなりましたが、１５奪三振。ストレートは150km後半、カーブにカットボール、ストライクゾーンからワンバウンドするほど落ちるフォーク。足りないものは、上背だけ。完璧すぎる投球でした。

パ・リーグで一人勝ち

今年の交流戦は今日を入れるとセ・リーグが勝ち越しています。今日はオリックスがパ・リーグで一人勝ち。パ・リーグの順位で３位に、交流戦では首位に躍り出ました。
つい１ヶ月前に、「ハムとオリックスがちょっと体力ないね。でもハムの近藤が当たってきたから心強いと思う。オリックスは投打にいい選手がいるんだけどね。山本に吉田、どうしても勝てないのかなと思う」と言った張本勲さんは何というでしょうか。明日もぜひ勝って、サンデーモーニングのコメントを聞きたいです。

しかし、弱いオリックスに慣れてしまっているファンには、今の状態が不思議な感じです。

中嶋聡監督の改革の結果が

この躍進はオリックス再建の最後の切り札、中嶋聡監督の手腕によります。中嶋監督はオリックスのファーム就任から、合理的な考え方でキャンプを送るなど、例えば張本流から見ればとんでもないチーム運営です。中垣コーチの存在も大きく、理にかなったやり方は技術指導にも及びます。

ただし、中嶋監督が一軍に就任して一番の成果だと思うのが、オリックスをチームにしたことです。選手たちが、チームの勝利を第一に考え始めたのがわかります。戦う集団になりました。首脳陣と選手との信頼関係があるのもわかります。
この状態になると、正のスパイラルでどんどん上昇気流に乗るでしょう。とはいえ、勝負は勝ったり負けたり。勝利に飢える今を忘れることなく、優勝を目指して進んでほしいです。

丸坊主　宮城

もう一つの話題は宮城の髪型。
負けた後で切るのかと思いきや、勝ってから、しかも五分刈り。
このあたりも、大物の思考のような気がしています。
佐々木朗希、奥川、西(純)と切磋琢磨できそうな世代です。一番先頭を走り切ってほしい、さて彼らにはどんな未来が待っているのでしょう。

明日は田嶋。一番心配な投手です。ぜひ勝ちましょう。