寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】中嶋監督にみる捕手戦略

8連戦を終えて、チームはしばしの骨休めでしょう。休日は自主性に任せる中嶋流ですから、十分に休んで明日から戦ってくれるでしょう。


この快進撃は、打撃がよくなった。勝利の方程式が確立した。
などという評論家もおられますが、私は最大の要因は捕手の力が大きいと思います。


伊藤-若月の時代

森脇監督、福良監督、西村監督の時代は、伊藤光と若月でした。バッテリーコーチには、鈴木コーチがおり、外角低めを徹底させたのは先日話題にしました。


※鈴木コーチの理屈は極端に言えば、外角低めだけでよいとの考え方です。もちろん、外角低めは決められれば、打者にはやっかいです。しかし、点に投げるのは、打者との勝負以前に、審判との勝負になってしまいます。それに当時の金子千尋や西勇輝らが泣かされたのを何度も見ました。ボール、ストライクは、リクエストの対象でもなく、そこと勝負してはダメです。中嶋監督のゾーンに投げる考え方は、投手を救っています。外角真ん中でも、打者は打ち取れます。さらには内角を見せ球だけでなく、決め球として使うことで、外角も生きるでしょう。


2014年の躍進の立役者の当時の正捕手は伊藤でした。しかし、翌年成績がでなくなるとベンチで鈴木コーチに指導されている姿が目立つようになりました。やがて、若月に出番を奪われてトレード。若月も次第に伊藤のように外角中心のリードに変わっていきました。


中嶋監督就任

昨年、中嶋監督代行が誕生すると、若月と伏見が併用されるようになりました。秋キャンプでは、若月、伏見に加えて頓宮を鍛えるシーンも見られました。


今シーズン当初は、手塩にかけた頓宮を正捕手にしようとしたと思います。ところがリードの課題が出たのでしょう。伏見が併用されるようになりました。そこに若月も加わるのが現在の姿です。



この分析は秀逸です。非常に分かりやすいです。
最近は若月もよく使われます。若月も鈴木コーチの影響がやっと抜けたのか、バランスの良いリードに変わっています。
現在、ファームで勉強中の頓宮。長打力の魅力もあり、後半戦では進化した姿を見せてくれるのではないでしょうか。山本由伸を勝たせる捕手になって戻って来て欲しいです。


明日のロッテ戦、榊原が先発ですが、捕手目線でも楽しみです。