【ORIX】松坂投手の祝福に、イチローが
どんなことばをかけてよいのか、なかなかことばが見つからないよ
こんな台詞はイチローしかかけられませんね。
パ・リーグTVより
松坂大輔投手の引退セレモニーにイチローさんが登場しました。
しかも、Hotto Motto神戸で撮影したと思われる映像からの登場でした。
その映像の後に、本人が登場すると球場のファンは立ち上がってイチローを迎えました。
主役はあくまで松坂さん
イチローが出てくると西武ファンとはいえ注目はイチローにいく。それがイチローもわかっているから、颯爽と登場して、花束を渡して短いことばを掛けると、余計なことは何もせず。一礼して足早に退場。スタンドを見上げることも、手を振ることもありませんでした。時間にして、わずか1分以内。所作が凜としていました。
初対決から注目を浴びた2人
イチローがいたから松坂の成長があったと思います。
三振3回で確信を与え、その後のホームランではプロは甘くないと教えました。
WBCで、「深いところでなめてるだろ、おまえ」と怖い顔で叱ったのもイチロー
松坂にあんな言葉をかけてくれる人はイチロー以外にいないでしょう。仮にいたとしても、松坂もなんとも思わなかったでしょう。
松坂さんはセレモニーの最後までイチローさんからもらった花束だけは誰にも渡さずに、ずっと持っていました。西武の選手たちと握手する際に邪魔になろうとも。
一時代をつくった松阪投手
今なら太谷翔平選手が桁外れの怪物ですが、2000年頃の怪物はまちがいなく松坂さん。甲子園の決勝でノーヒットノーランなど漫画の世界です。
プロ入りまもなく、5月16日のオリックス・ブルーウェーブ戦ではイチローとの初対決。
3打席連続三振で「自信から確信に変わりました」は語りぐさになりました。
その時の捕手が、中嶋聡監督でした。背番号は5。
当時は中嶋が松坂の専属捕手。中嶋が西武に移っているのはオリックスファンとしては複雑だったのを覚えています。しかし、見事なリードであの三振ショーを演出したのは間違いなく中嶋でした。
次の試合でイチローが借りを返すホームラン。そして、そのシーズン、イチローは松坂から一度も三振しなかったように記憶しています。
ここから2人の物語がはじまったと思います。
昨日は、大阪ではファン感謝祭でしたが、注目していたのは正直言って所沢でした。イチローも中嶋監督も登場する予感がありました。
松坂さんお本当に疲れ様でした。
ありがとうございました。
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