３／３１　日本ハム戦（開幕戦）１－３●

札幌開幕遠征を２敗１分けで終える

今日の試合は、榊原は４回２／３を３失点。５回持ちませんでした。制球が良くなかったのですが、それでも悪いなりに最低限の仕事はできたと思います。それよりも、打線の低迷が敗因です。有原に７回まで１０５球ですいすい投げさせてしまいました。スピードがのってよい投手ですが、それでも球数を投げさせるなどの粘りが無かったです。

吉田正尚、日本の新旧四番対決に敗れる

このシリーズは、チャンスでしか打たない男・中田翔に飲み込まれてしまったと言ってもいいでしょう。ものすごい存在感でした。日本の四番争いをする吉田にとって、この三連戦の対決は完敗です。中田というよりも、栗山監督が仕掛けてきた心理作成に引っかかっりました。吉田シフトの狙いはデータ統計よりも、吉田の打撃を破壊することにあったはずです。そうでなければ、戦前に予告する必要はありません。当日粛々とシフトを行えばよいのですから。
※吉田シフト
サードが、セカンドとライトの間の位置に移動していました。すなわち、三塁線はがら空きです。これまでここまで極端なシフトは見たことはありません。

ここから立て直しできるかが、日本の四番を目指す吉田にとっての試練です。開幕でなければ、シフトはここまで注目も意識もされたなかったでしょう。奇抜なことをする日本ハムとの開幕が鬼門になってしまいましたが、これは乗り越えるべき試練。ソフトバンクがまねをしてくるとも思えませんが、栗山監督がくれた試練を乗り越えることで真の四番になれると思います。まずはオリックスの四番です。

ヤングORIXにはほろ苦いスタートだが・・・

３連敗は逃れたものの、１、２戦目は勝っていただけに、大阪で見ていたいちファンにもがっくりくる遠征でした。しかし、内容は悪くありません。３戦目はともかく、１，２戦は延長までもつれ込んで接戦を競り負けての敗戦でした。先発投手も中継ぎも崩壊した訳でもありません。むしろ投手陣はしっかり仕事をしています。投手がしっかりしているチームは大崩れしないでしょう。

期待の若手の出現

この開幕シリーズは若手がたくさん出てきました。今年の新戦力は以下。
・昨年開幕時に一軍にいなかった選手
西浦、頓宮、佐野、岩本、斎藤
・昨年開幕時は一軍半だった選手
福田、大城、澤田
どの選手もしっかり一軍の戦力になっています。このような若手の頭角は、田口、イチロー、平井の頃までさかのぼらないといけないでしょう。その頃でも、これだけ一気には進んでいません。育成がしっかりと機能している証左です。育成だけ見れば、広島に近づいた感もあります。他にもファームに期待の選手はいます。これは西村監督というよりも、昨年からの成果でしょう。世代交代半ば。若手が多い故に、失敗もあります。（今は若手よりも、吉田、安達、増井らベテランの失敗ですが）
すぐに結果が出るほど甘くはないことがわかりました。最初からうまくいきすぎるとなめてしまいます。この敗戦を糧にすれば、価値はあります。これからです。