山下舜平大打たれる

打たれるというのは山下舜平大には酷な表現です。
ソフトバンク相手に5.1回を3失点は十分です。しかし、4連打で新怪物とまで言われている山下の勢いは止められました。一軍では初めて打たれたと言ってもいいでしょう。

本人も話している通り、フォークが制球できずに、2球種に絞られてしまいました。ストレートとカーブだけでは3巡目は手詰まりになります。
ストレートの威力だけではソフトバンク打線は抑えられない。これも勉強でしょう。

20歳の残したピンチを見事に消火した40歳は見事。あそこで、1本でも打たれていると、山下の自責点が増えて、負けがついていました。今日に限りませんが、比嘉はもっと評価して欲しいもの。

前半のヒーローは小田

ストレートで勝負する山下舜平大はフライアウトが多くなります。外野の守備が重要ですが、レフト小田が素晴らしい守備。ここは杉本の代わりに入った小田の活躍。
それだけでも価値がありますが、苦手のガンケルから流し打ちのホームラン。シュウインデルの二塁打の価値もでました。大きな一打でした。

ただ、点が入って山下が守りに入った部分はありましたね。攻めの投球から守りの投球に変わった気はしました。

佐野皓大

逆転されて、ソフトバンクの８、９回はモイネロとオスナの鉄板の勝利の方程式。
敗色濃厚でした。

そんな中、モイネロから1点をもぎ取ったのは佐野の足。既にツーアウト。甲斐からの盗塁を決め、福田のヒットで生還。足で取った1点です。

中嶋監督も、代打に昨日のヒーローTー岡田でなく福田を起用したあたりが冴えているように思いましたが、ファームで苦労してきた福田もよくやりました。

漆原

そこから無失点の救援陣は最大限に誉められるべき。
平野、小木田、漆原。平野は200ホールド達成でしょう。
漆原は2回を無失点。救援失格のレッテルをはられた男が盛り返してきました。ストレートとフォークだけで怖さもありましたが、本当に今日は価値ある無失点でした。

今日は価値ある引き分けです。
最後、点を取れなかった打線ですが、仕方ないでしょう。