寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

「開幕投手を剥奪するかもしれない」

3/22 阪神戦

昨日は仕事中に「ほっともっとフィールド神戸」(イチローロス)に行ったので(もちろんサボりではなく時間有給)、仕事が長引きました。そのため、阪神戦をスマホの小さな画面で中継を見始めたのは9回表でした。この日のストッパー近藤が失点してしまいます。ボール自体は悪くないようでしたが、やはりもっていない男か。守護神・平野&増井の後継者になるには、野球以外を含めた”何か”を身につけないといけないでしょう。一流になる選手との差を、イチローを見ていて思います。
さて、9回裏。ここでサヨナラ勝ちできるなら、今年のオリックスはやれる。勝てないなら、いつものオリックスに逆も戻り。そう思っていたところ、杉本が決めてくれました。今年はやってくれる、確信しました。

「開幕投手を剥奪するかもしれない」

ところが、西村監督が、山岡の3回の怠慢プレーに激怒されたよう。見ていないのでコメントできないのですが、西村監督はそこで見ているということです。結果を残しても野球選手として基本ができない人は使わない。記者会見でイチローが言っていたことともつながります。良いと思います。ここまで言ってやらないと、オリックスの監督にありがちな有言不実行になります。


ただ、開幕内定の先発6人で入れ替えは混乱が大きい。今からなら、東明か山本と入れ替えは可能は可能。しかし日程的なことだけでなく心の準備が出来ない。山岡への遠慮など、いろいろ悩むでしょう。
現実的なのは、開幕6枠目を争った投手との入れ替えでしょう。候補は小林、Kー鈴木、両山崎です。ただ、いずれも開幕投手の代役は荷が重すぎます。ディクソンが間に合えばありえるかもしれませんが、まだ登板できていないことからないでしょう。唯一面白いと思うのはエップラー。エップラー、小林、Kー鈴木に3イニングずつ投げさせるようなことはできないか。山岡は一度ファームで投げさせて結果をだせば、復帰させれば良いと思います。

イチローロス

本日0時頃から1時間半の会見はすべて見て、寝つけず朝を迎えました。まだ引きずっています。完全なイチローロス。仕事の合間に、「ほっともっとフィールド神戸」に行ってきました。深夜のイチローの会見の話題に何度か出た場所ですが、何事もなかったかのようにひっそりとしています。

神戸への恩返し

Q:ユニフォームを脱がれることで神戸になにか恩返したい、そういうお気持ちは?
記者会見でのこの質問に対しては、しばらく沈黙がありました。
そう、神戸への恩返しなど必要ありません。震災で傷ついた神戸は、イチローからこれまでたくさんのギフトをもらってきました。恩返しなど望む神戸市民はいません。
さりとて、この質問をした記者が無礼とも思いません。神戸への思いをこの場所で語ってほしい、との一念だったと思うからです。そして、「税金を少しでも払えるようにがんばります」という洒落たフレーズを引き出せたのですから。

神戸への恩返し

神戸市民の方がイチローに恩返ししないといけない。
(あえて旧名称で書きますが)グリーンスタジアムで、「イチロー、お帰り。よくがんばったね。」と東京ドームのファンに負けない声援で言ってあげたい。95年、96年のように。
ドラフト4位で入団し、注目選手ではなかったやせっぽちな背の高い選手。もともとナイーブで繊細な鈴木一朗がイチローになり、日本から飛び出し19年もの間、世界の舞台で戦ったのです。
やっぱり、力以上の評価をされるというのはとても苦しいですよね。
謙遜ととられたようです。しかし、これは謙遜でなく本音だと思います。ブレイク前から見ていた私たちは、イチローのすごさ、強さはもちろん、弱さもよく知っています。

今日のグリーンスタジアム

自分がオフの間、アメリカでプレーするために準備をする場所は、神戸の球場なんですけど、寒い時期に練習するので、凹むんですよね。やっぱ心折れるんですよ。
今日(3/22)のグリーンスタジアムは寒かったです。今日は三宮界隈の町中は暖かかったです。しかし、須磨区緑台の冬はどうしてこんなにに寒いんでしょう。これは心理的なことではなく、実際に気温が低い。そして風が強い。
今日も球場では草野球が行われていました。元イチローの鈴木一朗さんが、楽しげに草野球を楽しむのを見てみたい。田口荘さんを入れてあげてください。

イチロー、ありがとう、ありがとう。

阪神大震災を神戸で体験した私にとって、「がんばろう神戸」とオリックスを引っ張るイチローにどれだけ勇気づけられたか。メジャー移籍した後も、土日の午前中はNHKの衛星放送にかじりついていました。毎年シーズンオフにNHKでの特集は録画して何度も見ていました。イチローは私の人生そのものだった気がします。イチローがいたから、頑張れました。


8回に交代が告げられ、イチローが外野スタンドを振り向いた瞬間、スタンドのファンは総立ちで拍手されていました。


試合終了後、23時半を廻っても帰らない人たち。子供も含む若い人もたくさんいました。明日は平日にも関わらず。ウエーブに、イチローコール。出てくる保障はないのに。映像をずっと見ていましたが、あり得ない東京ドームの雰囲気でした。


記者会見など予定があろうに、試合終了後30分たって、グランドに帰ってきたイチロー。ただグランドを一週するだけですが、通い合うイチローと観客。その光景をメジャーのスター選手がスマホで撮影する。感極まる菊池雄星(菊池投手、素晴らしい青年です。)。現役の最後に最高の瞬間を迎えられたと思います。記者会見で、イチロー選手自身が、それを本当に喜んでいたのがわかり、うれしかったです。苦しい現役生活を送ってきたことに対するギフトでしょう。シアトルマリナーズとファンからの。
(記者会見で、最後に一本打ちたかった。僕でもファンの皆さんに喜んでほしいとおもうんですよ。と語っていたのが印象的でした。やっと肩の荷を下ろせたんだなと。)


イチローの歴史に自分を重ねていた方がたくさんいたのでしょう。日本での引退、最後に戻ってきてくれてありがとう。唯一無二の存在でした。ありがとう、イチロー。