【ORIX】由伸と福也の穴
山本由伸がMLB挑戦、山﨑福也がFA宣言と先発の柱が2枚抜けそうです。
山﨑福也は残留の可能性がありますが、抜けると想定して話を進めます。
よく言われるのが「27勝をどうやって埋めるか」です。
しかし、これは正しいようで、ちょっと違うと思います。
27勝を埋めるのではなく、2人が先発した46試合の勝率を維持できるかです。
わかりにくいと思うのでもう少し説明させていただきますと、
9勝12敗の先発投手が、3人獲得できれば、27勝が埋まります。しかし、36敗します。
先発投手に勝ち負けつかない試合はありますが、それを無視しても63試合必要です。
要するに、勝利だけでなく負け数も見ないといけません。
表の通り、山﨑福也と山本由伸はいずれも23試合先発して、それぞれ11勝、16勝しています。いずれも大きく勝ち越しており勝率も高いのですが、上の表では先発試合数を分母にした勝率にしています。
その場合に、山本由伸が異常に高い数値が出ます。
山本由伸は先発した試合の7割を責任を持って勝利に導いてくれています。
山﨑福也も普通の勝率は7割近いですが、分母を試合数にするにすると5割届きません。リリーフ陣が逆転される不運もありましたが、23試合も先発させてもらって11勝はやや低いとさえ言えます。
と言う意味では、山本由伸の穴は途轍もなく大きい。サチヤはなんとなる。
しかし、宮城大弥も22試合で10勝です。試合数が分母の勝率は5割行きません。
宮城、田嶋よりも、山下舜平大や東の方が高いです。
結局、山本由伸のすごさが極めて高いことを再認識するだけ結果となりました。
山本由伸がひとりいれば、周りはすごく楽になるということです。
それは単なる16勝6敗の貯金10だけにとどまりません。
と言う意味では、由伸の穴は絶対埋まりません。誰かひとりでは埋められないのです。
実績のある先発陣が勝率を上げることで、新星の負担を減らさないと、優勝は到底届きません。
穴を埋めるためには
①実績のある5人(宮城、田嶋、山下、東、山岡)
・宮城、田嶋は勝率を上げる。
・山下、東は登板数を増やす。
・山岡は先発要員になるのなら、勝率を劇的に上げる必要あり。
②新星候補(曽谷、椋木、斎藤、小木田ら)
・途上の投手だけに、我慢して使わざるを得ない。
・打線を強化して、得点力を上げるのが近道かも。
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