【ORIX】オリックス劇場の開幕!!
試合前の練習の生配信。とてもリラックスしているように見えました。
球団公式配信より
今日はチケット入手できず、NHKでの観戦でした。
しかし、これが正解。宮本慎也さんの解説で、いつもと違った角度から楽しめました。
山本由伸と奥川恭伸
山本由伸は非常によかったのですが、ヤクルト打線に手こずりました。
チームで勝つと言うだけあり、粘りに徹する打者は前にボールを飛ばさない技術を持っています。宮本さんによるとそれがオリックスではできているのが安達だけのようです。ヤクルト打線恐るべし。
山本は、6回の1点献上前には明らかに嫌がる様子がありました。中村悠平捕手はよく知りませんでしたが、2割8分近く打つだけのことはあります。嫌な打者ですね。
とはいえ、山本由伸はさすがエース。1失点で凌ぎます。
良さを宮本さんがうまく表現していました。
スピードが3段階とのこと。ストレートが150㌔超。フォークやカットボールが140㌔。カーブが120㌔。打者がどの位置でボールに当てているかを見て、どのスピード域で攻めるかを選択できる。結果として今日は最速は止めて、中速と低速で勝負していると。
奥川投手。
コントロールがすばらしい。どんどんストライクを取ってきます。打たれない自信があるのでしょう。
思えば、調子に乗る前の2回。若月の右翼フェン直と思われた当たりを宮本選手がスーパーキャッチしたのが運のなさですね。あれがタイムリーになっていれば攻略していた可能性もあるでしょう。
あとは5回。二死1,2塁からの吉田のフェン直性の当たりも好捕されました。あと10㌢でも飛ばせば捕れなかったでしょう。故障明けでなければ、ホームランだったかもしれません。
モヤのホームランは起死回生でした。奥川にあっていた若月に代打は疑問も感じましたが、やはり中嶋監督はもっています。
零封されるのと1点取るのでは次の対戦でも大違いでしょう。7戦目までいけばもう一度でてくると思います。もう一度対戦したいようにも思います。その時は宮城との同期対決でしょう。
中継ぎ陣
打たれたのはヒギンス。抑えたのは、吉田凌と比嘉。
若月に代打モヤで、伏見に代わっていたことも伏線としてあります。ヤクルト打線を肌で感じた若月で通したかったところ。(ただ、勝ったからいえますが、伏見も試合慣れできたのは今後に大きいかもしれません。)
さて、中継ぎ陣。一度だけでは断定できませんが、ヒギンスのストレートをカットする技術はヤクルトにはありそうです。一方で、吉田や比嘉のタイミングをずらしながらのクセ球には手こずっている印象でした。ファール打ちで根負けしない比嘉が光っていました。
2014年の躍進の立役者でもある比嘉が、このシリーズでキーマンのような気もします。
シリーズは延長ありですので、勝利の方程式だけではこと足らなくなるでしょう。
奇跡の9回
正直言いますと、2点差のまま負けていても、満足でした。
若月の当たり。吉田の当たり。好捕されるかどうかは紙一重。勝利の可能性は十分ありました。村上のホームランも敵ながらあっぱれです。
と思いながらの9回裏。紅林が粘ってヒットで出塁。大きかったのはジョーンズ。外国人対決では格の違いがあるのかもしれません。あそこでボールを見極められるのはラベロとの違いも感じました。メジャーの片鱗を見た気がします。
福田が野選で出塁で、無死満塁で宗。追い込まれても動じないのが宗。
粘る打者のあとに思いっきりのよい打者を組むのが打線とは宮本さん。前の打者のようにファール打ちと思って内で攻めると、前に飛ばされると。福田との関係での宗。しかし、宗は低めの難しいボールをよく打ちました。
最後は吉田正尚。
1球で仕留めました。すごすぎます。
そして、ヒーローインタビューでは清々しかった。興奮して寝られないと素直な言葉。
25年待っていましたに対しては、待ちすぎですよねとの返答。本当に好青年です。このチームのかつてのヒーローたち言葉よりも、気持ちがよいものでした。
しかし、すごい勝利でした。
お互いのエース対決となった初戦を負けるのと勝つのでは大違いです。ヤクルトの最もよい投手の試合を勝てたのは大きいです。
明日は宮城。オリックスだけ予告する必要があるのかわかりません。相手打線は準備しやすいでしょう。しかし、対策してくれば裏をかくこともできます。策士だけに何か意図があるのでしょう。今日、オリックス劇場は幕を開けました。どんな展開が待っているのでしょう。楽しみです。
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