【ORIX】西村監督に期待します
監督の発する言葉の影響は大きいです。
ネガティブな言葉では、チームは好転しません。ポジティブな言葉で、チームを前に向かせることが必要なことに気がついて頂きたい。
最近の西村監督の試合後のコメントでは、打てなかったシーンを振り返るケースが多いです。そのコメントが、どうしても評論家のような第三者的な表現が否めません。
アマは和して勝つ、プロは勝って和す
元西鉄ライオンズの名将・三原監督の言葉ですが、プロはまず勝たないといけません。現在、バルセロナが世界的に話題になっていますが、オリックスも同じでしょう。チームに不協和音が生じていることは容易に想像がつきますが、これは勝てば解決することで気にしません。
ソフトバンクなら、スタートダッシュに失敗しても自力で上がってきます。
オリックスのように、力のないチームはまずどうやって勝つかです。
シーズンインで、まず勝たないといけません。西村監督の就任2年、いずれも失敗しました。
今シーズンは楽天やロッテが、スタートダッシュに成功して、選手の力の総和以上に成績を出しているように見えます。
まず勝つためにどうするか。
選手を乗せることです。自分の力を100%出すことの大切さを植え付けることです。個々の力を上げないと意味がないので、個々でしっかりと練習をしてくること。とりわけ今年はそれが大切だったはずです。
「もっと打て」「あそこで打てないと」と言うのは、営業マンに「もっと売ってこい」「あの客に逃げられるとは」しか言わない営業部長、課長と何ら変わりません。成功している企業は、売上げを上げるのが目標ではなく、世の中に貢献することを目標に掲げて、そのためにどのように自社の製品やサービスを役に立てるかを営業マンに教育するはずです。
野球選手は個人事業主ですから、技量を上げることしか自らの成功はないことを徹底して意識させないといけません。強いチームは、先輩がそこに向かっているので、ほっておいても後輩も習って行くのですが、オリックスはそうではないでしょう。そのためには何をすればよいのかを教えてあげることです。そのための仕掛けをコーチはしていかないといけない。コーチを束ねる監督は、コーチをコーチしないといけません。
かつて難波の飲み屋で、全盛期の小久保氏や松中氏らのグループと一緒になったことがあります。比較的狭いお店だったので、少し話もさせてもらいました。豪快に馬鹿騒ぎするのかと思いきや、話し込んだり、若手の悩みを聞いていた記憶があります。まだ、常勝チームではありませんでしたが、強くなる予感がしました。
昨日の試合で小久保氏が指摘していたように、打者の準備不足は確実にあります。打席に入るまでの時間、前日の夜の時間、どのようにすごすべきかを教えてあげて欲しいです。それがチームのためではなく、自分がプロで生きていくために絶対に必要なことだと。
それが当たり前になったときに次の課題を与えればよいでしょう。
ポジティブな言葉で、チームを一歩づつ前に進めて頂きたいです。
保身を考える時でもあるまい
日本中に12人しかいないプロ野球監督というあこがれの存在です。
選手の実力不足以外にも、フロントとの確執などもあるのかもしれませんが、今のままで終われば、ロッテ時代の下克上も霞んでしまいます。今からでも、遅くないので、チーム改革に身を捧げていただきたい。それで首になっても、それは勲章です。
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