寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】ワクワクする未来のために

今日は試合がありませんでしたので、未来のことを書きたいと思います。


目標を持つこと

シーズンが終わっていないのに、来期の話なんて不謹慎だ、選手は一生懸命戦っているという声もあるでしょうが、そういうことではありません。
ファンも、選手も、今は最下位だけれども、数年後には最強チームになる、来期は優勝争いに絡むところまでいくというような目標が必要です。明るい未来が思い描けないなんて、そのチームのファンでいるのは苦しいだけですし、それは選手にとっても同じはず。


指導者は選手やファンに明るい未来を提示して、それが絵空事では無く達成できること。すなわちシナリオを提示することが重要です。それなくしては指導者とは言えません。
西村監督だけなく、これまでのオリックスの監督にはそれが感じられませんでした。仰木監督以後あえて言うなら、一瞬でもそれを感じさせてくれたのは森脇監督だけでした。ただし、森脇監督はシナリオが現実的ではありませんでした。課題設定まで希望的観測に基づいていて現状認識が甘く、描くシナリオも小手先でした。もっとも森脇監督だけが悪いわけではないのですが。


中嶋監督代行の出現

中嶋氏がファームの監督に就任したのが2年前。当初から期待していましたが、不安もありました。それはキャンプで、練習時間を半減して、選手の自主性を重んじたことです。日本ハム流の導入でしたが、これは諸刃の剣です。高校や大学まで、管理されて野球をしてきた選手たちに、自分たちで考えろといってもできない選手が続出しないかでした。


しかし、その不安は杞憂に終わりました。
中垣コーチの存在も大きかったと思いますが、基本を考えることをさせ、選手はそれに応えて自主的に取り組んだようです。コーチは選手が行き詰まった段階で、理にかなった体の使い方を提示し(強制しないのがポイント)、腹落ちさせてから、取り組ませていたようです。


就任前にすでに投手の育成力は上がっていましたから、中嶋改革で育った野手を合わせて、全体のベースは上がった状態で、西村監督からバトンタッチできたのは、タイミングとしてはよかったと思います。もう少し育成ができてから、少し早い気もしますが、本当の育成は一軍でしかできないと思いますので、やはりベストタイミングです。


楽しみな組閣

組閣の話をするとストーブリーグのネガティブなイメージがあるかもしれませんが、そうではなく、ファームからの中嶋改革がどこまで浸透してゆくのかが楽しみです。


今回の8/20の監督交代では、コーチの一軍と二軍の入れ替えを行われました。
しかし、チーム編成からは、必ずしも、優秀なコーチを一軍に集めれば良いわけでなく、むしろ二軍での若手の育成の方が大事です。ですから、降格されたコーチは、来期の構想から外れているという訳ではないと考えられます。


むしろ、一軍残留の高山コーチ、風岡コーチ、田口コーチあたりが構想から外れる可能性があると考えます。貢献がないなら、切っても良いと思います。
コーチには遠慮なく、思い切った改革をしてほしいです。コーチの就職の心配よりも、選手ファーストでいってもらいたい。選手にとってはどんなコーティングを受けるかは一生の問題です。


そして、組閣はシーズンオフにゆっくり考えれば良いではないことです。シーズン中に試せることは試して、その成否で来シーズンの組閣をすることです。中嶋改革の浸透を期待します。