寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】最下位脱出が見てきた。

ここまでのオープン戦では低迷脱出の道筋が具合的に見てきた思います。
巨人戦2試合を見て、中嶋監督の改革は非常に大きな期待を持てることを確信しました。
価値癖をつけるのは大切で、星野阪神がオープン戦から勝ちにこだわりシーズンでも突っ走ったのが思い出されます。


主軸になる先発投手

巨人1戦目は山本由伸。菅野投手と比較しても、スピード、キレは一段上に感じます。まだ余裕を持って投げているように見えました。中5日でも十分回せそうですが、今や球界の宝ですから無理はさせたくないです。
山本をうまくサポートしたのは頓宮。外角一辺倒ではなく、山本特有の荒れ球を利用して散らしているように見えました。山本の唯一の欠点は球数を要すること、そえゆえに不用意な四球を出してはタイムリーというケースが昨シーズンも中盤の勝てない時期には見られました。頓宮はそれを利用して高低でリードしているようにも見えました。


2戦目は宮城大弥。非常によかったです。ある意味で山本以上の安定感です。やり投げのように大きく腕を振る山本に対して、宮城はコンパクトに体から腕を離さずに投げるイメージ。狙ったコースにボールが来るので頓宮もリードしやすそうにも見えました。もしかしたら、チームの勝頭は宮城と言うこともあり得そうです。


そして山岡泰輔。躍動感のある投球は相変わらずですが、前の2人に比べて、相手に余裕を持たれているようにも見えました。岡本に6連続ファール、丸にも粘られたように伝家の宝刀のスライダー以外では主軸クラスには空振りは獲れない印象。普段対戦しないセントラルのチーム相手に3回68球は不安材料。固守していた開幕投手を山本に譲り、エースの称号を譲る気持になるとガタガタといってしまう可能性もあります。諦めずにエースを取り返すくらいの気持でやってもらいたいです。


以上の3人は12勝以上はできると思います。
田嶋、山崎は現地では見れていませんが、この5人までは計算できそうです。残る1枠を増井、ディクソンが帰ってくるまで誰が受け持つか。張、本田、榊原あたりが出てきてくれれば、低迷脱出どころか黄金期もそこまで、となるのですが。


正捕手・頓宮

オープン戦終盤、開幕3試合の先発の相手捕手を頓宮でいったのは、今年は頓宮を正捕手でいくとのメッセージでしょう。若月と守りが同じレベルなら、打力のよい頓宮でいくことになるでしょう。
若月よりもライバルになるのは伏見と思っていました。伏見は怪我の影響が無ければレギュラー争いに加わるはずですが、オープン戦後半は捕手ではあまり起用されていません。頓宮に経験を積ませるのを優先しているものと思われますが、人柄的にも伏見はチームのキーマンになると思います。


頓宮は打力を評価されての入団で、サードにコンバートされたものの本人の意志で捕手に挑戦しました。ファームでの中嶋監督のとの出会い非常に大きかったと思いますが、中嶋監督の方でもチームの軸に頓宮をおくと決める何かがあるのでしょう。同じ実力なら若い方はプロの掟でもあり、それはそれでよいと思います。


勝利の方程式はまだ

一方で、救援投手は不安です。
本日はブルペンデー。中継ぎ投手の10人リレーで完封でした。中嶋監督はやることが面白いです。


本日の投手
右 ヒギンス黒木鈴木優吉田凌阿部、金田、中田
左 能見富山山田修


太文字の投手は1軍の中継ぎ、抑えの有力候補でしょう。
ここに、平野佳漆原を加えた10人から5、6人程度が一軍争いでしょう。2015年以降では最もレベルの高い争いです。その中でも、現時点では、ヒギンス、能見、山田の3人は外せないでしょう。


しかし、8回、9回を任せる投手となると、ヒギンスのみ合格でしょう。
期待していた平野ですが、巨人戦では渡米前の球威はありませんでした。球威を補う投球術以前に制球が甘く、相当上げていかないと8、9回は無理でしょう。
クローザーがヒギンスなら、当面8回は漆原かもしれませんが、圧倒するほどのストレートはまだ見られません。山田の安定感に賭けた方が現実的な気もします。


あと6試合での見極めになるでしょうが、勝利の方程式の確立が急がれます。