寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】能見に魅了される

会心のゲームでした。
田嶋大樹が左腕からの独特の投球で要所を三振で仕留めれば、頓宮、宗が胸のすくような一発で援護。救援した村西、富山もすんなりとはいかないものの粘り強い投球で責任を果たします。9回は外国人トリオがそろい踏みで2点をもぎ取りました。最後は能見が変わらぬフォームからキレキレのボールでしめました。


能見の心遣い

試合が終わって、能見がウイニングボールを田嶋に渡すシーンが放映されていました。1500出す三振を果たして田嶋も当然能見が納めるものと思っていたのでしょう。一瞬びっくりした表情をしながら、恐縮して受け取っていました。
しかし、若月の心遣いなどもあって、1500個目の三振をとったボールは、能見の手元に渡ったようです。みんなから愛される能見なのでしょう。


クローザーは阪神時代にも経験していないポジションです。衰えも当然あるでしょう。体もきついでしょう。余裕は無いはずですが、心遣いには感心させられます。


コーチ能見

同時に、能見はコーチの顔を持ちます。ブルペン担当コーチで、若手に目配せします。


個々の選手を見て、場面に応じて声かけの内容を変える。山岡は「そのままで大丈夫」と励まし、山崎福が今季初白星を挙げた際には「サチヤなら、あれぐらいできる」と自信を持たせる。成長途上の漆原には「誰も最初から成功なんていない。これからが大事」。富山には「もっとふざけろ」と言う。自身の経験を押しつけることは、しない。(日刊スポーツ)


この日も、村西や富山にも1点差でしんどいやろうとねぎらったそうです。すばらしい人間性です。今期はブルペン陣の過度な起用がありませんが、これは能見が抑えてくれているからだと思っています。


若手を送り出して、最後に自分が出て行く。ブルペンのよい雰囲気が想像できます。
阪神を自由契約になったのが嘘のようです。選手としても、コーチとしても、チームに貢献してくれる能見に感謝しかありません。


引退後も、阪神に帰るなどとは言わずに、チームに残ってもらいたいです。