寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】ありがとう。中嶋聡監督。

楽天が、総力戦で主力投手を注ぎ込み、ものすごい闘志でロッテを下しました。楽天の戦いを見て、合併時のこともすべて精算してくれたと思えました。
その瞬間、夢にまで見た時が来ました。京セラで、宙に舞う中嶋聡監督。
あなたが、オリックスの二軍監督として戻ってきてくれたことから、全てが始まりました。


長かった25年

震災の年。その翌年。
頑張ろう神戸の合言葉に、そして活躍にどれだけ、神戸市民は励まれたか。
イチロー、藤井、田口、本西、馬場、大島、福良、ニールに、中嶋聡らの野手陣。野田、星野、平井、小林、フレーザー、佐藤、鈴木平、野村らの投手陣。
職人気質のプロ集団に、スター選手が絡んだ良いチームでした。


そのチームを作り上げたのは仰木監督です。しかし、潰したのも仰木監督。
その頃から、ドラフトは即戦力重視に変わっていました。谷、塩崎など、即戦力偏重の指名が増えました。三輪田さんの不幸な出来事も、有望な高校生の指名に躊躇する一因になったと思われます。


あれから、25年

日本一のシーズン、中嶋聡や長谷川滋利の出場機会を奪い、流出させたのは仰木監督。さらには後継者とすべき山田久志さんを追い出したように見えました。



今、その二人も戻ってきてくれました。中嶋選手は、長く現役を続けて、多くの経験をされたようです。長谷川選手はメジャーで一花咲かせ、知的メジャーとして新しいジャンルを開拓しました。

指導者、中嶋聡。

「育てながら勝つ」を、ファームの監督時代から、目指してくれました。キャンプでは一軍よりも先に引き上げるファームの大胆に時短練習に疑問の声も沸きました。しかし、獲得した高校生が育つようになってきました。育成システムが機能しているソフトバンクをここ2、3年に限れば、凌駕しているように見えます。


とはいえ、まだまだ選手層は、ソフトバンクや阪神と比べれば薄いです。ファームの試合を見れば一目瞭然。まだまだ発展途上で、今シーズンはよくてAクラスと思っていました。


25年前を知る監督が、25年前はまだ生まれていなかった選手たちもいるチームを、勝たせました。



シーズン前からは、望外の喜びをもたらしてくれた中嶋聡さん。
仰木さんにと共通するのは選手の特性を見抜いて、思い切って抜擢するところでしょう。しかし、指導方法は仰木さんとは違う、選手を信頼して、前向きなミスを叱らず、任せることに徹していたように思います。理想の上司でしょう。


そして、選手たち。
本当にありがとうございます。ゆっくりと休んで。そして、さらなる高みへ。