【ORIX】京セラが揺れた!!!
1点ビハインドの9回裏。相手は益田投手。
引き分けでも日本シリーズ進出のため、1点とればよいのですが、取れる気がしませんでした。というのも8回は上位に回る好打順も1点は遠く。下位打線の9回は望みは低く。
そんな9回裏。
T-岡田、安達、小田、山足。ベテラン勢が決めてくれました。
T-岡田が外角のボールを崩されながらも鋭い当たりで出塁。代走は山足。この時点でベンチは盛り上がっていました。
そこからバントシフトを取るロッテに、安達はバスターを成功させるました。その前に伏線があって、ネクストサークルには頓宮が内気満々で控えていました。バンドを一度失敗したことも逆に良かったでしょう。あれをみてロッテはバントと確信したでしょう。そんな演出をして、安達に打たせる。
もう、ベンチはお祭りでした。
その次は今年1本しかヒットを打っていない小田。代打に頓宮を出さないことからもバントしか選択肢はありません。球場全体が中嶋監督に騙された形。小田がバスターで試合を決めました。
印象としては、あっさり決めた、です。
連続バスター、中嶋監督は何という策士。
振り返ると、宗のホームランでリードしたはずが、7回は外野のまずい守備で、8回は絶対的なセットアッパーのヒギンスが一発を浴びて、流れは完全にロッテでした。
逆転を許した後、なんとなく気の抜けたような雰囲気が球場全体を覆っていました。
私も明日、明後日で、佐々木、小島をどちらかでもうてるかと考えていました。
その中でのサヨナラ劇。
これほど興奮したのは何年ぶりでしょうか。そうあの25年前。京セラドームがあれほど湧いたのは初めて見ました。こんな日が来るとは。
ラベロの緩慢な守備には怒りを覚えましたが、劇的なサヨナラのお膳立てをしてくれたと今は思えます。この借りは日本シリーズで返してもらいましょう。
今日は苦労してきたベテランの日
シーズンでは日の目を見なかった選手が活躍しました。
小田はもちろんですが、その前の回を抑えた増井。バルガスも2回を完全に抑えました。山足も、代走だけですが、バントとバスター、途中出場の選手が落ち着いてプレーするのは意外に難しいはずです。目立たないですが、いぶし銀です。
いずれも来季の契約はやや微妙な選手たち。
そして、T-岡田と安達。この2人がサヨナラ劇に絡んだのは、何か劇的なものを感じます。
これで日本シリーズです。
ですが、今日は勝利の余韻に浸ります。
ロッテは強いチームで、同じ条件で戦っていたら、勝負はどうなったかわかりません。ロッテへのリスペクトを忘れず、ロッテの分まで戦ってきましょう。
弱い時期もずっと応援してきて、報われた気持ちです。
常勝チームの勝ちよりも、この勝ちはずっと嬉しいと思えます。
生きている間に見られることはないとも思っていましたから。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。