寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】神戸へ

あの時の借りを返すのは神戸

ヤクルトに敗れた26年前。神戸で日本シリーズが行われるときがくるとは、夢にも思いませんでした。現実になります。頑張ろう神戸のあの時に。しかし、借りを返すのはヤクルトではありません。あれから26年、震災後に苦労を重ねた人々の思いです。


よく投げた山﨑福。吉田、富山、山岡、そして平野

後がない状況で先発投手の山﨑福がよく投げてくれました。大舞台にも、平常心で投げられているのがわかりました。2点取られましたが、立派です。
その後を受けた吉田凌は一昨日の借りを返しました。富山も臆することなく勝負しました。


問題はヒギンス。打たれたことよりも、ストレートを投げずに、チェンジアップの連投。見え見えです。どうやってシーズンを抑えてきたのか、忘れてしまったのでしょうか。来シーズンにも黄色信号です。


その後を受けた山岡は異様な雰囲気に呑まれずに、抑えました。復帰後いきなり実戦の投手とは思えません。さすが役者です。まだストレートに自身はなさげでしたが、十分でしょう。


最後は、平野。9回2死目の塩見選手の最後の一球はボールだったでしょう。しかし、あそこで塩見が不満そうな態度を見せたときに、このシリーズ、オリックスは勝てると思いました。審判も贔屓をしようとしているわけではないです。ジャッジには従順であれ。


平野はあの土壇場でギリギリの勝負をやれるのはものすごいです。昔の平野は、球の力でねじ伏せていました。しかし、今の平野はそんなボールはない。しかし、ボール先行でもカウントを整えて、粘られても勝負球を続けられる心の強さがあります。解説の藤川さんも唸っていました。


よく打った紅林、太田。そしてジョーンズ

このシリーズ、吉田正尚はやはり不調に見えます。タイムリーもありましたし、今日も先制点に絡みましたが、それでも本調子にはほど遠いです。空振りが多くて、ここぞの場面で押さえられています。それがシリーズを通してのチームに漂う重苦しさになっていると思います。


今日は、その重苦しさを解き放ってくれたのが、杉本であり、T-岡田であり、紅林、太田、伏見。その中でも、紅林と太田の2,3年目の高卒内野手が光りました。太田は開幕では起用されて結果を残せませんでしたが、今日は2安打。しかも、チャンスで3塁打。若い選手が躍動するとチームは盛り上がります。


そして、ジョーンズ。今日で4億円分の仕事をしたかもしれません。神戸に帰ってくる経済効果の話ではありません。重苦しいままでシーズンを終えてしまえば、来春までそれを選手は背負うはずです。それを1つ勝つことでふりほどいてくれました。



神戸に帰ってきます。
どんな雰囲気になるのか楽しみです。投手は山本由伸。
もう勝っても負けても構いません。楽しく観戦しようと思います。