開幕戦を昨年のリーグ覇者らしい戦いで勝ちきりました。
前回の開幕勝利が１２年前ですから、オリックスファンはどれだけつらかったか。
しかし、どれだけありがたいものか実感できるのも１２年ぶりだからです。

エース山本由伸

オープン戦の内容は正直不満でした。ただ、さすがにこのクラスは本番になると違います。
辻監督に「この時期これだけの球は打てない。」と言わしました。

ライブTVより

今日は新しいスタイルを見せてくれました。決め球にカーブ。しかも120km台で昨年まではよりも鋭く縦に落ちている印象。
150km超のストレート。140km超のスライダーとフォーク。130km以下のカーブ。それにカットボールがあります。緩急が３段階でついており、スライダーに山を張られる以外は打たれる気がしませんでした。今日は点は取られても最少失点に思えました。

さえた守備

守備のポイントは、ファーストと外野だと思っていました。

ファーストは実は反射神経の必要なポジションだと思います。T-岡田のファーストは安心ですが、ラベロはちょっと厳しい印象です。守備も含めると、モヤの方が上に感じます。モヤの契約解除はちょっと勿体ない気もしています。
今日はファーストは杉本でしたが、８回の源田選手の強い当たりに反応してゲッツーをとるなど合格でしょう。

外野は吉田正尚の日本シリーズでの肩がかなり厳しかったこと。昨シーズンを通して福田の不慣れを感じたことです。今日は福田はファインプレーなど好守で山本を救いました。吉田も肩はわかりませんでしたが、足は両足手術から回復しているようでした。
ライトに駿太を配する外野の守備力はかなりの武器になりそうです。

勝負強い打撃

９回の４点はラッキーでしたが、打者に粘りの意識は感じました。粘ればあのような展開もあり得ることを体感した試合でした。

６回の２点は宗、吉田の連続タイムリー。相手は高橋投手でもあり、勝負弱いオリックスからの脱皮を感じました。吉田に２点目が大きいです。

ラベロはヒットは出ませんでしたが、今年はやってくれそうな内容でした。ボール球に手を出さずにストライクゾーンには向かっていく姿勢を継続できれば、結果は出るでしょう。

今日は当たりのなかった杉本は明日は安打が欲しいところです。外角を攻められた日本シリーズからの対応を見せて欲しいです。外国人大砲とTがいない今、杉本の長打は不可欠です。

大きかった村西の零封

９回裏は点差が開いたため山本を休ませて村西。しかし、次々に外野奥まで飛ばされて本当に心臓に悪かったです。２点差の山本と６点差の村西では、まだ前者の方が安心です。
しかし、経験が選手を成長させます。この勝利は村西にとっても自信になったのではないでしょうか。今年は中継ぎエースとして奮闘してもらいたいです。

今日はよいスタートが切れました。明日は宮城、西武もリベンジに燃えているはずですが、新人隅田投手に格の違いを見せたいところです。

昨年のライバルだったロッテも会心の勝利でした。松川選手が高卒でいきなりスタメン。勢いが出そうです。ソフトバンクも白星で、熱い戦いになりそうです。