寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】オリックスはいかに強くなったか


花田雪さんの「オリックスバファローズはいかに強くなったのか」を拝読しました。
どんな見解を著者はお持ちか興味があったので。


結論としては、どうしても強くなったのかは書かれていないように思います。その代わりに、サブタイトルの選手たちの少年時代を丹念に取材されています。労作ですね。


目立たない少年だった山本由伸と、少年時代から挫折がなかった(と周囲からは見えた)吉田正尚。両看板の対照的な少年時代が面白ろかったです。


なぜ強くなったのか

では、なぜ強くなったのか。
これはは明確です。すごく簡単です。


失敗に学べる組織になったからです。


ドラフト戦略、育成共に、これまで上手くいかなかった。その失敗を認めて、その原因を分析して、新しい戦略を立てることができたからです。その結果からまた失敗するがそこからまた学ぶ。その繰り返しです。


一番良くないのは、失敗した時に失敗を認められないと、うまくいかないのを他人や他のせいにしたりします。


オリックスで言えば、毎年の成績の責任を、監督に負わせる。監督を解任するだけで、フロントは自らの失敗を認めない。これが暗黒期の姿です。


そこからの出発です。
ドラフトでの失敗を認めて、獲得する選手の質を変えた。
練習方法も変えた。うまくいかないと方法を変えてみる。その結果を見てまた変える。
それができる組織になったのがオリックスです。