落合博満さん
オリックスの強さについてのコメント
「分かんない。そんな強いっていうイメージはない。ただ何となくゲームを勝っている。ピッチャーを中心の野球をやっていることだけは間違いない。打線のチームではない。」

【パ・4連覇も】主力が抜けたオリックスを落合博満はどう見る？

なんとなくで、三連覇？

なんとなく勝っているは言葉の綾だとは思います。
野村克也さんの名言「負けに不思議の負けなし」で言えば、不思議の勝ちはあるということか。

確かに、強いとは、二連覇目までは思えませんでした。勝っていても負ける気しかしませんでした。しかし、昨年は負けていても、勝つようにしか思えないチームに変貌したと思います。中継ぎの安定と、打線の成長だと思います。正攻法でなくとも、嫌らしく点をとる方法を知っている。勝ちにも不思議の勝ちはないでしょう。特に昨年は圧勝でした。

あとは、能見さんが言う「シーズンに分岐点というのは結構あって、そこを担ってくれたのが山本由伸投手だった。」連敗をしないと言い換えられるかもじれませんが、雰囲気が悪くズルズル行きそうなところを、山本由伸の明るさと圧倒的な力で捩じ伏せてきました。

４連覇は？

相手があるのがスポーツ。オリックスよりも強いチームがいれば、負けます。
ただ、今年のオリックスは、これまでで最高の野手陣になると思います。ここまで我慢してきた紅林、中川、頓宮が昨年は開花。今年はいよいよリーグを代表する活躍をしそうです。
そこに、森友哉に続いて西川龍馬の加入。体力的に不安のある宗には、廣岡がバックアップできそう。２年目のセデーニョは上積み期待。復活を期す杉本に福田。ネクストブレイクは、太田椋に野口智哉。極め付けは球界を代表する捕手が２人。若月健矢の存在の大きさ。マーゴが控えるのも大きい。

野手は夢のような布陣です。

やはり、山本由伸と山崎福也の穴ですね。
山崎福也は曽谷龍平が埋めてくれるはず。しかし、山本由伸は勝率が極めて高い投手で貯金を作れる。そういう意味では、同じ勝率の投手の出現を期待するのは無理な話。それよりは、従来の先発ローテーション投手が少しずつ勝率を上げていくこと。
できると思います。