寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】吉田凌、今年にすべてを

2015年ドラフト。吉田正尚、近藤大亮が1、2位で当たり年。加藤さんの最大の功績である吉田獲得で十分ではあります。
その年に、ドラフト5位で吉田、6位で佐藤世那が注目を集め入団しています。ただ、個人的には何を血迷ったか、他球団が手をつけなかった甲子園を沸かせたスター指名のミーハードラフトな印象も残りました。

実は地元出身の吉田

そんな吉田凌も今年で5年目。大学に進学していれば大卒新人の年です。すでに佐藤世那は戦力外。東海大相模高で左右エースとして戦った小笠原慎之介投手は2018年にブレイクしかけましたが、肘の故障でリタイヤしています。
吉田は、実は兵庫県西脇市の地元出身者です。しかし、今や西脇市出身では、1学年上の甲斐野央投手の方が注目を集めています。

ラストイヤーと考えて


甲斐野との比較で言えば、ストレートの差が明白です。吉田のストレートはプロでは普通です。オリックスの若手投手陣では、下から数えた方が早い。鈴木優と比べても見劣りします。さりとて変化球は、スライダーとフォークのみ。特徴があるのはスライダーですが、このボールはストレートあってこそ、というのはエース山岡が証明しています。
やはりボールを速くするための取り組みを、4年間やってこないといけなかったのです。やってきたのかもしれませんが、それで今の程度であれば、正直なところこの先は明るくありません。まだしも、やっていなかった方が可能性があります。


先日、アマチュアの有名な指導者の方とお話する機会がありました。中学段階で、選手の素質は見極められますかと質問をしました。できますとのことでした。
中学でのスピードが140kmであってもあまり関係なくて、問題は骨格だそうです。肩(肩甲骨と言われたと思います)の可動域がどれくらいあるか、なめらかに動くかは必須条件だそうです。筋力は後からつきますからと。大谷翔平や佐々木朗希は異次元、どこでも活躍するのは間違いないでしょう。あのレベルは数年に1人ですが、そこは見ていますと言われていました。


そういう目で見れば、吉田は特に肩甲骨が固くもなさそうですが、テイクバックでの胸の張りは、伸びるボールを投げる投手たちとは違っています。中垣コーチによく見てもらって、改善に取り組む1年としてもらいたいです。非常に辛口ですが、生き残りの一年。のんびりとここまでは順調となど言ってはいられません。同じことをしていてはいけません。後はないです。