寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】強かった阪急が戻ってきた!

西村監督の最後の試合を現地で立ち会った3700人のひとりとして、今日は行ってきました。目の前に繰り広げられたのは、目を疑うようなシーンでした。
チームとはたった、たった1、2日でここまで変わるものなのか。監督の力は大きいです。


素直に全員で喜べるチームへ

これが全てだと思います。一昨日までのベンチは伏見がひとりで盛り上げていました。
今日は伏見はもちろんですが、そこに杉本も加わり、吉田も加わり、なんと言っても辻コーチがヒットを打つ度に大きなゼスチャーで喜ぶ。それにつられるように、全員がガッツポーズ。
これまで、斜に構えているというか、何かに抑圧されていたような雰囲気が一掃されました。中嶋監督が、杉本や辻コーチを連れてきた本当の意味がこれだと思います。一番変わったのはここです。


凡打しても一塁まで全力疾走。こうした決めごとをするだけでも、チームは変わります。


たくさんのヒーロー

4回1死満塁から、無失点に抑えた張の投球には目頭が熱くなりました。バックの選手たちも同じでしょう。あれで投手として一皮むけたように思います。次からは6回、7回と投げてくれるでしょう。


アダムジョーンズの2本塁打は、昨日から一人で試合を決めました。もう誰も本当にメジャーリーガー?などとは言いません。中嶋監督になってから打ち出したのは偶然ではないでしょう。


大城のあのジャンプは非常に大きかった。もともとショートではビッグプレーをしてくれる選手ですが、今は乗りに乗っている印象です。


しかし、私的には一番のヒーローは小田です。ジョーンズの交代は早かったかと思いましたが、バットで首脳陣をも救いました。
9回のレフトゴロはあのようなプレーができないチームかと思っていました。何かの呪縛から解き放たれればあのようなことができます。あれがなければ、ディクソンもどうなったかわかりません。試合だけでなくチームを変えるプレーだったような気がします。


ツキのある中嶋聡

オリックスが日本一になったときの正捕手は実は中嶋監督ではありませんでした。あの年はジャイアンツから来た高田捕手の方が試合数は多かったと思います。
強肩強打俊足と甘いマスクで鳴らした阪急戦士ですが、神戸に移転した後のオリックスでは必ずしも脚光を浴びたとは言えません。そのため、オリックスというよりはたった2年間の阪急の印象が強いです。それから各球団を渡り歩きましたが、日本ハムが指導者として育ててくれました。メジャーに修行も行かせてくれました。中垣氏との出会いも日本ハムが与えてくれたものです。


いいムードをつくって勝ちを呼び込んだのは中嶋監督であることは間違いありません。しがし、勝負は時の運です。2連勝は確率で言えば25%。勝ってこそ、ムードもよくなって好循環になる訳で、運を持っている人でしょう。
強かった阪急。決してスマートなチームではないけれど、地元では愛されていました。その記憶を呼び覚ましてくれる存在です。
明日勝てるかはわかりません。ただ選手は力以上のものを出してくれるでしょう。次節のホークス戦も楽しみになってきました。