寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】5つの提言

本日は試合が中止になりました。親愛なる中嶋聡さんが、二軍監督から一軍監督代行となり戦ってきた様子をみて、オリックスへの5つの提言をまとめました。

ストロングポイント

まず、よいところ。オリックスのストロングポイントは、豊富な資金力です。ある意味でこれしかありません。
これは、ジャイアンツやソフトバンクを除けば、多くの球団からは羨望のまなざしでしょう。ジャイアンツ、ソフトバンク、オリックスに共通しているのは、資金力であり、宮崎でキャンプです。宮崎では非常に充実した施設を整えてもらっています。もちろん、ファームの施設も充実しており、近年の若手の底上げに大きく寄与していると思います。
資金力は、あの2チームに匹敵するのに、成績は全く及ばないのはなぜか。原因は複合的です。それらが絡み合った負のスパイラルです。僭越ながら、5つの提言としてまとめてみます。

提言1 フロントの刷新

現場に口を出すオーナーは本来はよくありませんが、最近はさほどでもないとは思います。ただ、ファンから見てもオーナーの存在が大きいと思わせていることはあまりよくはありません。しかし、オーナーの存在なくして、オリックスグループの資金投入はありませんので、ストロングポイントとトレードオフであり、聖域です。
合併前から、オリックスは素人フロントと言われましたが、現在は福良GMが就任して改革を進めるとのことでした。しかし、以下の4つが推進されているようには思えません。GMの考えなのか、誰かが抵抗勢力となり止めているのか。いずれにしても、お金をかけるところが違っているように見えます。

提言2 スカウトの見直し

新人獲得は、2016年以降大幅に改善しています。2015年の吉田正尚は加藤氏の置き土産ですが、2016年以降は山口スカウトの功績も大きいです。しかし、いまだ小粒な選手を集めているような印象は否めません。2018年2位の頓宮も奇をてらった感があり、2017年2位のK-鈴木も社会人の成績からは大きな伸びしろが期待できない印象はありました。当たり年の2016年でも、岡崎は3位でなくても取れたのではとの声が大きかったです。特に、内野手の目利きがよくありませんでした。
さらに問題は、トレードやFA補償での目利きです。伊藤光や松葉を出すのであれば、獲得する選手が違っているように見えます。もし、目的の選手が獲れないのであれば、無理に出す必要はないトレードでした。
それよりもさらに問題は外国人選手です。アダム・ジョーンズは外れとは言いませんが、費用対効果でいえば合格とは言えないでしょう。実績に目を奪われ、超大物を獲得できる興奮から、現在の力、日本での適合性を見誤ったのでしょう。バックアップのロドリゲスやモヤはさらに期待外れです。放出したロメロの本塁打数に3人合わせても届きません。

提言3 コーチングスタッフの刷新

ファームでの育成は、中嶋聡二軍監督、中垣征一郎ディレクターが入ってから急速に改善していているように見えます。ここはうまくいっているのでしょう。もちろん、ファンには実情はわかりません。
しかし、心配は、今回、西村監督の辞任に伴って、一軍コーチが二軍に行っています。能力がないが故の降格であれば、育成力が落ちるので、大幅な再人選をしてもらいたい。
一軍に残る高山コーチは中継ぎを酷使して、黒木、佐藤、比嘉を潰した張本人だと思っています。田口コーチも、誰も一人前に育て上げられていない印象はあります。

提言4 スカウティングのシステムの見直し

データ野球の根幹を担うのはスカウティングです。カギは人とシステムです。
好むと好まざるとに関わらず、メジャーに端を発したスタットキャストなどのデータ野球はさらに進むでしょう。システム導入やデータ解析は人間が意志をもってやらないと、有益な情報になりませんから、運用者は相当優秀でないとできません。
得意でない人が指示されてやっているようなことはないとは思います。ただ、最近の全くヒットが打てない試合やセイバーメトリクスを無視したような西村監督時代の采配をみていると、一抹の不安は感じます。

提言5 評価制度の見直し  

選手の評価と給与の仕組みは見直しが必要です。昨年、最下位にもかかわらず、ほとんどの選手の給与が上がるのはおかしいです。
原始人は、マンモスを倒して、その肉を分け合っていました。昨年のオリックスはマンモスを倒していないのに、肉を配ってしまいました。狩をしなくても肉が手に入るなら、だれもマンモスを狩りに行きません。
評価自体も、単なる打率ではなく、凡打してもどれだけ粘ったか、併殺打は打っていないかなどを評価して査定しないといけません。それをあらかじめ明確にすることによって、選手のやることは決まってきます。