寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

オリックスの中継ぎ起用

2014年は、ソフトバンクとの優勝争いには敗れたものの、とても楽しいシーズンでした。
序盤からの金子、西の神がかりの奮投に感動しました。ペーニャの大爆発で負け試合を何度もひっくり返して、スタンドは興奮のるつぼ。そのペーニャとヘルマンが、原の消極的走塁に激怒したのを見て、チームに活気をもたらす2人に感謝感激。不振外国人と言われるベタンコートも、守備だけで価値のあるように見えました。駿太もチームを救うスーパーキャッチにもしびれました。


しかし、なんといっても、救援陣の踏ん張りが優勝争いをできた最大要因でしょう。


佐藤 67試合 1s 48HP 1.09
平野 62試合 40s 9HP 3.34
比嘉 62試合 0s 27HP 0.79
岸田 55試合 0s 15HP 3.36
馬原 55試合 0s 33HP 3.55


佐藤達と比嘉の防御率があまりに驚異的。この2人はシーズン後にもっと評価されるべきでした。2人に平野を加えて60試合を超えている投手が3人もいます。試合数だけでなく、連投度合いなどもありますが、60試合を超えると翌シーズンに影響が出るとタフネスな長谷川SAでさえ言われています。馬原は55試合ですが、病み上がりであることから、相当な酷使に感じられました。


その結果が、シーズンの大詰めでの中継ぎ大崩壊でした。ソフトバンク戦ではもう彼らに力は残っていませんでした。脱線しますが、いつか見た光景でした。95年の平井正史。15勝5敗27s。力投型の投手がシーズンの酷使から、日本シリーズでは肩に力が入らず痛々しかったのを覚えています。その年でも53試合でした。(投球回85で、当時は回跨ぎは普通でした。)
話を戻して、あの年、中継ぎを酷使無くして、快進撃はなかったのです。監督としては、このチャンスでは多少無理をするのも仕方ありません。しかし、選手生命を縮めてまでの勝利は避けるべきなのも事実。監督が行くと行っても、身を挺して止めるのは投手コーチの役割です。


もちろん、高山コーチだけのせいだけではないと思います。ただ、2014年の初夏、「しっかりと管理しているので問題ない」とコメントされたのにはびっくりしました。あまり感じていないから、2018年も同じことが、と勘ぐってしまいます。山本、吉田、山田、岩本。3連投は普通でした。
そんな中、山本が調子を落とした時期に自ら休養を申し出たとの報道を見て、うれしくも思いました。今シーズン、先発をやりたいとの言葉も、このままでは潰されるという思いもあるのかもしれません。


中継ぎもローテーションが必要と思います。
連投すれば、翌日と翌々日は休養日でベンチに入れない。あるいは阪神のような一発作りなど、チームとしての起用方法のルールを作るべきです。トレーナーや医師の意見も聞いて、肩を使い減りさせない仕組み作りが必要です。優秀な選手は、FAなどで同一チームでの終身雇用は崩れた野球界です。山本のような投手は将来オリックスから羽ばたくのかもしれません。しかし、よい投手は球界の宝ですから、大切にしたいものです。



勝利目前の8回で、山本を投入しないで、耐えられる?
私は我慢できます。たぶん。