ヤクルトスワローズ、ファンのみなさん、おめでとうございます。
本当に強いチームで、日本一にふさわしいと思いました。

まだ力が足りない

MVPに中村悠平捕手が選ばれていましたが、そのとおりでしょう。オリックス打線は中村にやられました。本当に打者をよく観察していて、無駄のないリードをしていました。
先発投手ではオリックスよりもヤクルトの方が力は劣ると思いますが、それをカバーするだけのリードをしました。

オリックスは、捕手の力がまだ足りないのがはっきりとわかりました。

打者も、ヤクルトはボール球には手を出さずに、追い込まれたらカットできていました。オリックスはあっさりと見逃すか、空を切るケースが多くて、その差は歴然でした。

捕手力、打者力。これははっきりと差がありました。

そして、まだ伸びる余地は大いにあるとわかりました。この経験は必ず活かさないといけません。

ありがとう２０２１年

しかし、オリックスにも勝てるチャンスがなかったわけではありません。今日だけみても、４回のチャンスでT-岡田の打席での三振ゲッツーが象徴的ですが、３回、５回、８回と何度もチャンスがありました。吉田正尚が本調子であれば仕留めていたかもしれません。

絶対的エースの山本由伸は今日もすごかった。むしろすごすぎました。
シリーズ全体でも、宮城、田嶋、両山﨑と先発投手はよく投げました。平野、比嘉に能見のベテラン投手は仕事をやりきりました。すごすぎる中年投手たちです。

https://www.daily.co.jp/baseball/2021/11/28/0014874325.shtml

ヤクルトと悲観的な差があったわけではないと思います。
中嶋監督が監督就任以来、チームの雰囲気を変え、あらゆる選手に機会を与えて、適材適所の起用で、チーム力は格段に上がりました。１年で見違えるほど成長しました。

まだまだ成長の余地がある、足りないところ、勝負の厳しさも、いろいろ知ることができたのも、ここまで強くなったからこそです。
もう一段強くなるための示唆をヤクルトスワローズがくれたと思います。これを乗り越えることが、パ・リーグ連覇に繋がるでしょう。常勝チームへの扉です。

神戸で、日本で最後まで試合ができたチームであったことこそが、来年への希望です。
もっと強くなりましょう。

オリックスの選手、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
日本シリーズは応援しているものでも、胃が痛くなるほどでした。やっている方々はどれほどしんどかったことでしょう。ゆっくり休んでまた来年よろしくお願いします。