昨年、苦しいところで、チームを救ってくれた山本由伸。この試合でも点を取るまで、点をやらない投球を期待していました。

ところが、今日は三度もリードを許しました。もっとも最初の失点はエラーが絡んでいましたが。しかし、昨年の阿修羅のような神通力は感じなかったのも事実。

特に、４回表に池田陵真の同点打の直後の４回裏。４本のヒットを浴びた姿は一昨年まで遡らないと記憶にありません。

3連勝へ意欲を示した直後だけに

実は、一昨年までの山本は乱調になると止まらない印象がありました。もともと、制球に難があります。昨年も、実は５月には３敗しています。もちろん、他の投手とは次元の違う領域でのことですが。

昨日、「３つ勝てば順位も入れ替わるので、カード頭をしっかり投げたい」と発言しています。調子が悪ければ、ここまでの強気のコメントにならなかったでしょう。

実際、この２試合ほど内容があまりよくなく心配はしていました。
なぜ打たれたかはわかりませんが、映像からはコントロールに苦しんで、ストライクゾーンを狙ったカットボールやカーブを狙われたようにみえました。この辺りのボールは本来はストライクからボールにしたいところですが、それが出来なかった。
ただ、柳田選手に打たれたのはストレートでした。あの打席は柳田との力勝負だったのでしょう。全球ストレートだったように思います。あれだけ続ければ、柳田なら打つでしょう。ただ、球界のエースと主砲の勝負なので、野球ファンとしては楽しむべきで、あれは責められないです。

調子自体が悪いわけではないでしょうから、打たれた原因を自分の中で消化して、次に挑んでもらいたいです。

こんな時こそ、宮城

山本由伸が打たれたショックは大きいのですが、１敗は１敗です。まだ借金は１。
明日は山本以上に勝てる投手だと思っている宮城大弥。復調の兆しあり。ソフトバンクとの相性も悪くないので、６回１失点以内の投球を期待したいところです。

幸い、山岡も調子を上げており、ワゲスパックも戦力になりそうです。
山﨑福、田嶋もゲームを作れているので、昨年よりも山本以外の５投手は揃っています。
山本に毎年神がかりの期待をするのは酷なので、山本が悪い時は周りが頑張って勝率５割を下回らないように前半戦を終えられれば、連覇のチャンスはあるはずです。

明日の宮城。
そして打線の奮起に期待します。