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オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】小野泰己投手の獲得!

中嶋監督の正力賞受賞を書こうとしていると、「きたっ」と叫んでしまうニュースが目に止まりました。阪神を戦力外となった小野泰己投手を育成選手として獲得するというニュースです。もう28歳になる実績のない選手で、以前なら、気にも留めなかったでしょう。


しかし、今年は、山崎颯一郎、宇田川と長身速球派が大ブレイクして、日本一まで連れて行ってくれました。2人だけでなく、ワゲスパックもシーズン当初から相当成長しました。さらには、山下舜平大も兆しが見えます。


長身速球派は、コントロールに難があり、球種も少なく、期待ほど大成しないのが常。そんな中、ワンシーズンに何人も戦力にできているのは驚きです。


オリックスの投手育成法

そもそも、オリックスは身長の低い投手をうまく育てるチームです。
山本由伸、宮城、山岡と、看板投手は180センチ未満です。ドラでは身長が低いため、他球団が敬遠しているところをうまく獲得している気がなくも無いです。


ところが、ここへきて長身速球派が急成長。なぜか?


山本由伸はアーム投げで有名です。その影響で、高校生でもアーム投げが流行しつつあるようです。佐々木朗希投手が山本を参考にアーム投げを採用しているとも言います。
一方で、MLBで流行っているのが、ショートアーム。アーム投げはテークバックで槍投げのように腕を伸ばしますが、ショートアームは腕を畳んだままです。ダルビッシュ投手や大谷翔平投手も、今はショートアームです。


オリックスもでは、ロングアーム主流かと思いきや(山本由伸のロングアーム採用は本人)、山﨑と宇田川はショートアーム気味でしょう。ショートアームは肘に負担がかかりにくい反面、勢いをつけにくいとされます。ただ、コントロールは良くなることが多いようです。とはいえ、ショートアームの正しいフォームを身につけるのは難しいようですが、2人はしっかりと身につけています。おそらく、中垣コーチの影響が大きいように思います。推測ですが。


長身速球派で制球に苦しんでしんいる投手には、ショートアームを正しく身につけさせる。その上で、下半身は強化して、土台を築く。


化けるか小野泰己

去年、宇田川のファーボールの連発を見て、プロもあと1年くらいだろうと思いました。今シーズン前もその印象は変わりませんでした。そんな投手が夏を経て、大きく化ました。
オリックスは自信を持っているのでしょう。


スピードボールを投げれるのはある程度は素材。そういう意味で、榊原は戦力外でも、小野にはオファー。スピードの差でしょう。
ただし、山﨑と宇田川が凄いのは、スピードと制球だけでなく、精神面です。粘られても、根気よく、同じボールを続ける粘りがあります。小野には淡白さを感じてしまいます。


来年の今頃、小野泰己を獲得してよかったと言える活躍を期待しています。
28才。阿部翔太が入団した時と同じです。今から、プロ入りくらいのつもりで頑張って欲しいです。