寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】きっと帰ってこい。伏見寅威

伏見寅威選手が、日本ハムファイターズに。
球場の F VILLAGEへの移転を機に、地元北海道の選手を増やす、日本ハムの方針に合致する選手。


ボールパーク計画は、北海道にて、社長から直接お話を伺う機会を得ましたが、(これ以上はここでは書けませんが)、素晴らしいものでした。野球だけでなく、そこで暮らせるコミュニティを目指す。農業も行い自給自足もできるが、苦しい農業ではなくエンタメ要素も取り入れ、若者にも魅力のあるものにしたいと。


伏見選手は千歳出身で、かなりの地元。日本ハムはもともと東京拠点で、北海道出身者は選手、スタッフ、経営陣にも多くはなさそうでした。伏見のリーダシップは、選手を終えても発揮されるはず。おそらくは、それが狙いだと思います。


捕手としての伏見

中嶋監督が一軍監督になるまでの伏見のリードは、さほどの印象はありません。ただ、鈴木郁洋コーチの外角低めだけでよいという素人目にも思考停止のようなチーム方針に、従順ではない、というのは伝わっていました。


2020年。アキレス腱断裂から復帰。西村監督は山崎福也の投げる時に起用。西村監督解任後は、中嶋監督代行は鈴木コーチと主戦の若月を外して、伏見メインに切り替えました。
ただ、結果がすぐに出るほど、甘くはなく、そのシーズンは終わりました。


2021年。開幕から頓宮がメインに使われるものの、頓宮の打撃の調子が落ちると、伏見がメインに。ただ、夏頃からは鈴木コーチの呪縛が解けた若月を主戦とする意図も感じました。


2022年。主に左投手が先発の時に使われました。
理由は明確です。技巧派投手のリードはとても巧みです。低めのボール球をうまく使える捕手です。これはフレーミング分析でも明らかです。
一方、速球派には、高めや外角が無駄球になる傾向。宮城や山崎福也が先発時に、継投に入り、宇田川、山崎颯一郎、ワゲスパックらの速球派に代わるとこの傾向が見られました。一方で平野佳寿や阿部翔太とは割合相性がよさそうでした。
総じて、速球派のリードでは若月に一日の長があるように感じました。


左右ではなく、速球派か技巧派かで、中嶋監督は使い分けているようにみえました。
そして、速球派が育っているオリックスでは、若月の役割がますます増えていたのが、今シーズンだったでしょう。


日本ハムでは

日本ハムは主戦の宇佐見選手に絞りますが、オリックス戦の印象だけからはフレーミング技術があまり高くない印象です。良いところに投げて、ストライクのように見えるのに、ボール判定。打者も振ってくれない。あれのことです。


オリックスの若月のように高いレベルでリードで競う選手が、今の日本ハムにはいないと思います。もちろん、成長著しい捕手が多いので、安閑とはしていられませんが、おそらくは、来シーズンは伏見が主戦として使われるでしょう。


オリックスに残留しても、森友哉にリードで負けるとは思いませんが、打撃では勝てません。若月と比べるとリードで厳しい面もあります。結果3番手でしょう。
伏見の選択は、悪い選択ではないでしょう。日本ハムを強いチームに成長させて、新庄監督を男にして、新庄監督の後任監督くらいのつもりで、やってほしいです。できると思います。


そして、いつかオリックスに。
頑張れ、伏見寅威。パ・リーグを盛り上げましょう。