【ORIX】オリックスが強くなったわけ
これまで書いてきた通り、加藤編成本部長のスカウト戦略と中嶋監督の改革が功を奏したのは間違いありません。では、中嶋監督を誰が起用したか?
誰が主体的にチームを変えたかです。
結局は、誰かが主体的にやなねば、強化の一歩目が出せません。
その誰かが、先見の明を持っていなければ、強くはなりません。
育成改善
この決断は2015年でした。2017年3月に、2軍施設を神戸から舞洲に移転すると発表。球場、寮、室内練習場など総工費約30億円をかけると。
当時の球団社長は西名弘明さん。14日に亡くなられました。一軍監督は福良淳一GM。
どなたが、発案してオーナーに了承を得たのかはわかりませんが、その決断がチームを躍進させます。
ソフトバンクの施設の充実は有名ですが、舞洲もなかなかのものでしょう。
球場が2つ。トレーニングルーム。充実した食事。
何よりも、一軍と近い場所にあること。京セラから車なら15分。
神戸から二軍までいなくなるのは寂しかったですが、一二軍分断は意味がありません。移動に時間をかけるのは勿体無い。
育成スタッフ強化
そして、中垣コーチや中嶋二軍監督らの育成スタッフの招集。
ここは、福良淳一GMが招集したとしか考えられません。日本ハム人脈です。そこに、オリックス人脈を絡めているところが、ファンの心も掴みます。
西村徳文監督がもう少し、チームの方針を理解して、ファームと連携してくれれば、より早かったのかもしれません。ただ、育成がまだ追いついていない時代でもありました。
何より、中嶋監督の登場にあたり、前任が評判が良くない方がうまくいくことはあったかと思います。土井監督と仰木監督のように。
育成ドラフト
環境、スタッフを準備して、いよいよ素材型のドラフト戦略です。
山岡、黒木優太、山本由伸のあの年です。2016年。
それ以降、高校生の成功率が格段に上がっているように思えます。この年代以降はソフトバンクにも引けを取らないでしょう。
よい選手をとって、よい環境で育てるの両輪が上手く回っています。
いつか、外国人選手が全くいなくても、優勝するチームになれば、すごいと思います。(昨年も戦力は実質ビドルとワゲスパックだけでしたが。)
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