アウェイでのソフトバンク戦。投げるのはエース山本由伸とはいえ、これまでのオリックスならば相当の鬼門です。

変化を感じた１，２回

相手の先発は武田翔太投手。往年の力はないとはいえ、140㌔後半のストレートと落差の大きいフォークを投げる投手です。
このチーム強くなったと感じたのは、０点に終わった１．２回です。２回までに４１球投げさせています。梵コーチのいうところのファールで1球でも多く投げさせることに徹したように思えました。特に杉本の１１球は初回から相手を疲労させたように見えました。

吉田正尚の一発を合図に、強振をはじめた打線は、意図した長打攻勢をしかけました。モヤは惜しくもフェンスギリギリでしたが、若月の一発で３点目をとって、勝負ありの様相でした。

昨日までの楽天の３人からは力は落ちるとは言え、苦手な本格派。戦略的に攻略してしました。強くなりました。嬉しいには嬉しいのですが、弱さになれたファンとしてはさみしさもあり。出来の悪い子供が、急に成長して遠くていってしまったような。

今日はソフトバンクを完膚なきまでにたたきのめしたと言ってもよいでしょう。2014年でも、記憶にありません。

苦しんだ山本由伸

今日の山本は苦しい投球に見えました。ボールが多く球数を要し、カットボールを狙われているようにも見えました。ストレートも、変化球も基本は速いのが山本の特長ですが、その中で比較的打ちやすいのがカットボールかもしれません。外角低めはカットだと決めつけて、イチかバチかで打ってきていたように思います。

それでも無失点に抑えるのが山本です。当てに来たソフトバンクには怖さはありません。

長年の越えられない壁をあっさり克服したように見える初戦。
明日は今日よりも強敵、マルティネス。苦手な投手です。今日のような粘りで早めに消耗させられるか。被本塁打の少ないマルティネスから一発攻勢をかけられれば本物です。