【ORIX】チームを優勝に導く投球だ。山本由伸。
エースと言われる投手でも、投げるのは週に1回。エースの力だけでは、チームを優勝に導くことはできません。
しかし、野球には流れがあります。
9月に入り、オリックスは先発投手の崩壊が続き、打線も全く打てなくなりました。反対にロッテは神がかりの快進撃を続けました。交流戦後半から11連勝をした頃のオリックスをみているようでした。リードされても負ける気がしない状態でした。
無双の山本由伸
仙台で田嶋の快投で連敗を止めて、大阪での8連戦の緒戦。流れを呼び込むには、エースの投げるこの試合は完勝が求められました。それで初めて、流れが確定すると。
パ・リーグTVより
今日の山本はピッチングを悟ったような投球でした。力み返って一球入魂ではなく、力の入れるところを心得ているような投球でした。ランナーを出すとギアを入れ替えるが、ランナーのいない場面では力を抜いて腕を振っているようでした。あと1イニング投げられそうで、完封を逃して勿体ないと思えるような投球でした。
今日の勝利で間違いなく上昇気流に乗れるでしょう。
一方のロッテは日本ハムに悔敗しています。チャンスに1本でない悔しい敗戦で、ちょっと響くかもしれません。
大型連勝は、できればもちろんよいのですが、今はカード勝ち越しを続けていけば十分でしょう。まだまだ決戦時は先ですから、投手をスクランブル時ではありません。
モヤと紅林
モヤの一打にベンチで喜んだのが山本。2点あれば勝てる確信があったのでしょう。
不振にあえぐモヤの一打は値千金でした。ジョーンズも、吉田正尚も不在のチームで、モヤにはやってもらわないと困ります。
後から振り返って、4連敗の最終打席の紅林の粘りが、ターニングポイントになるのかもしれません。あの翌日から3番に入る紅林な豪快な一打は、スラッガーのそれでした。
今井投手は前回と変わらぬ投球だったと思います。変わったのは、オリックス打線。
福田、宗、杉本以外の選手が打ったのが、意味があるでしょう。
吉田正尚がいないから、点がとれないではどうしようもないでしょう。
それではチームは成長していないのと一緒です。しかし、このチームは間違いなく変わっています。試練を乗り越えてさらに強くなってくれると信じています。
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