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オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】ワンポイントは不要!

中嶋監督の記事です。
どこで語ったのでしょうか。複数のメディアが伝えています。


「左対左って存在するのかと。そういう動きになっているよね。延長12回制でワンポイントは難しい。右打者でも投げられる投手が必要。1イニングを投げられる左投手なら中に置く。計算しやすいです」(スポニチアネックス)


先駆的な中継ぎ起用

今シーズン、中嶋監督は左のワンポイントを起用しませんでした。
打者でも、相手の左投手に左打者を並べたり、左打者を代打に送ることもありました。
実際、左打者の方が投げにくいという左投手は多いようです。


先入観からの起用が長年続きました。
これを壊しているのが中嶋監督で、非常に合理的な考え方です。


救援陣については、連投は2日まで。勝利の方程式は固定しない。など、新しい発想で連覇をもたらしてなお、救援陣の疲弊なしです。2013年の森脇浩二監督時代とは投手コーチは同じですが、考え方は真逆と言っても良いくらいです。


しかし、本当に居なくなる左のリリーフ

今シーズンは左のリリーフタイプは何人かいました。ビドル、能見、富山、山田、斎藤、海田。しかし、来シーズンは山田しかいなくなります。
象徴的なのが、斎藤。今シーズンは斎藤の登板は5試合のみ。それもワンポイントではなく、1イニング任せていました。その斎藤もトレードで出してしまいました。前監督なら考えられないことでしょう。もしろ、増やす方向だったでしょう。成瀬さんすら招聘していましたので。(もっとも成瀬さんは先発候補でしたが。)


ドラフトでも、左投手は先発タイプの曽谷のみ。全く、左のリリーフを補強する意思はなし。


中嶋監督、脱左右病へ加速ですね。


先発左腕は4枚に

しかし、先発左腕は、宮城、田嶋、山崎福に、曽谷が加入します。もしかしたら、左腕が4枚揃うかもしれません。左腕王国です。


考え方としては、先発は技巧派の左腕、中継ぎで豪速球右腕。
相手打者は嫌でしょうね。早く打たねばとの焦りを、技巧派左腕が逆手に利用して、のらりくらりとボール球を打たせる。その後、緩い球に慣れた目に豪速球。お互いに活きます。
森友哉、若月、石川、頓宮の捕手陣のリードも重要になるでしょう。


そして、剛腕右腕は制球がままならない日も、崩壊する日もあります。
そんな時に、技巧派右腕たる比嘉さんの役割は大きい。ワンポイント左腕ではなく、火消しの右腕。比嘉の後継者は課題でしょうね。


中嶋野球が来シーズンも楽しめそうです。