寝ても覚めてもORIX

オリックスバファローズを応援です。いろいろと書きますが、ORIXが勝てば、日常生活も楽しいという単純人間のブログです。

【ORIX】どの口が言う・・「12球団1の年俸を獲得せよ」

オリックス井上亮オーナーが宮崎の春季キャンプを訪問された模様。
練習前の訓示では。


12球団1位の年俸を獲得して
うちの会社はお金があるから、心配しないで稼いでくれたらいい


激励ではあるのですが、これってどういう意味何でしょう。


23年のオリックスの総額年俸は27億円で10位。1位のソフトバンクは62億円。
https://baseball-sokuho.com/nenpoumatome-2018
外国人選手の発表が遅かったせいもありますが、それを足しても大勢に影響はなさそうです。


比嘉さん、若月、大城、山崎颯一郎、山崎福也ら、ファンが見ても少ない選手がかなりいます。というよりも、他球団の同等成績の選手より明らかに少なくです。


若月健矢は、主戦捕手で2割8分、本塁打4本で、4800万
比嘉幹貴は、30試合5勝0敗1セーブ、防御率2.53で、3600万円。


この2人がいなければ、連覇はありませんでした。
ちゃんと評価して、ちゃんと払うものは払うのは、球団の責任です。


12球団1位の成績を上げた選手たちに、これ以上どうせよと言うのか?
もし、MLBでこんなこと言ったら、暴動が起こるのではないでしょうか。


それを言うなら、稼ぐ方法を示さないと

若月や比嘉は、ポストシーズンでの活躍はさらにすごかった。基本はシーズンで査定するとのことでしたが、それならば、ポストシーズンはタダ働きになります。むしろポストシーズンは、シーズンの2試合分くらいのプラス査定にすべきです。


「12球団1位の年俸を獲得して」
と言うならば、「球団はこの項目で評価しているので、ここを頑張ってください。」
と具体的に言わないと、どうすれば良いのかわかりません。日本一という最高の結果を出して、まだ何が足りないのか、監督以下、現場はわからないでしょう。
例えば、「連覇は中嶋聡監督の功績で、選手の功績ではありません。選手は、この数字を達成してくださいと。」と目標値を示すのならまだわかります。
上から下への指示は、曖昧にしないというのは鉄則です。


という意味では、井上オーナーは優秀な実業家であっても、人をやる気にさせるリーダーとしての資質はないということでしょう。


うちの会社はお金があるから・・・

以前にソフトバンクの常勝志向を3回書かせていただきました。
ソフトバンクは、自チームを通してNPBをMLBを凌駕する存在にする。そのために本業で稼いだお金も使っていい。むしろお金を理由にできないは、孫オーナーは許さない。


近藤健介選手にあれだけ使うと、NPB全体の経済を掻き乱してしまうと個人的には思います。しかし、是非はともかく、信念や決意は感じるのです。孫オーナーも王会長も一貫しています。


一方、オリックスのオーナー発言は、その場の雰囲気で言ってしまったように思います。
宮内前オーナーは、やってきた施作の失敗も多かったし、長年の低迷の元凶だとも思いますが、オーナーのために勝たせてあげたいと思わせる存在ではありました。



井上オーナーを批判的に書きましたが、まだ1年目。
井上オーナーご自身は昨年まで年俸決定には権限がなく、査定に不満を感じているのかもしれません。今年、3連覇を達成したなら、ソフトバンクを超える年俸を払うという意思表示だったのかもしれません。裏切らないことを期待します。